新島々駅
最終更新: 2023/08/04
▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
新島々 | しんしましま | 島々(廃駅) | 長野県 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
1924年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る路線
▼備考
駅番号AK-14の、アルピコ交通上高地線(かみこうちせん)の駅。上高地線は当初、筑摩鉄道(後に筑摩電気鉄道)が「島々線」として作り、その後の社名変更で長らく「松本電気鉄道」が運営する路線として知られていた。しかし、2011年の再編で松本電鉄が他の会社と合併し、今は「アルピコ交通」の運営になっている。とはいえ、松本電鉄時代が長かったため、今でもその名で呼ばれる事が多い。路線内でも「松本電鉄上高地線」と案内されたり、「松本電鉄線」と呼ばれたりする。
上高地線は、松本駅から西へ伸び、当駅へと東西に走る路線。路線名の通り、当駅からは上高地や乗鞍高原などへの登山客・観光客向けのバスも出ていて、バスターミナルも併設されている。上高地線は登山客の利用も多く、まず上高地線で当駅まで来た後、バスへ乗り換えて山へ向かう。つまり、当駅は上高地の玄関口としても機能している。当駅すぐ北の方には梓川が流れているが、これは槍ヶ岳や上高地の方から流れて来る。
上高地線内には他に、新村駅などもある。今は当駅が西端の終着駅だが、昔はこの先にも続きがあって、ここから西南西に約1.3km離れた島々駅が終着駅かつ登山の玄関口だった。しかし、1983年の台風による土砂崩れで当駅~島々駅間の線路が埋まり、復旧できず廃止された(新抜き駅は廃駅)。その後長らく、その旧・島々駅舎が当駅の向かいに移築保存され、波田町(はたまち、2010年の合併後は松本市)が観光案内所として使っていたが、老朽化や、市の条例上民間売却できない事を理由に、2022年に解体されてしまった。保存団体が尽力したにも拘らず、市が無情にも解体を決定した。
※上高地線では、2017年3月に駅番号(駅ナンバリング)が導入された。
※松本電気鉄道はかつて、松本市内で浅間線(あさません)という路面電車を営業していた時代もある。しかし、浅間線は1964年に廃止されている。 ▼関連写真