新がつく駅地図手帖

新千歳空港駅


最終更新: 2022/09/05

▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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新千歳空港しんちとせくうこう千歳空港(旧称)北海道
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廃止
1992年- - - - 年

▼この駅を走る路線 

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JR北海道千歳線(AP)普通鉄道

▼備考 

駅番号AP15新千歳空港は、国内線・国際線ターミナルを兼ね備えた、北海道で最も中心的な空港。規模も北海道最大の空港で、北海道の玄関口のような側面を持つ。当駅はその空港の鉄道アクセスのためにあり、空港名と同じ駅名を名乗る。当駅に来るのは、千歳線本線の南千歳駅から分岐して来る、千歳線の支線。単線の地下トンネルで、当駅ホームは2番線まである(後述)。千歳線の本線とはラインカラーや路線記号が違うが、本線へ直通し、ここから新札幌駅や札幌駅の方まで乗り換え無しで行ける。 空港名・この駅名に「新」がつくのは、すぐ隣にある「千歳飛行場」(航空自衛隊の千歳基地)と区別するためだが、現・南千歳駅の目の前にあった「千歳空港」(現在の新千歳空港の前身)との区別でもある。昔の空港は現・南千歳駅前にあり、南千歳駅が「千歳空港駅」を名乗っていた。当時の千歳空港は自衛隊機と民間機が同じ滑走路を共用する軍民共用の空港だったが、旅行客の増加や冷戦の状況によっていずれも発着回数が増え、共用するのに難が出てきたため、民間用の空港を切り離すべく、1988年に現在の「新千歳空港」が開港した。1992年には、南南東へ離れた新空港を追うように支線と当駅が開業すると、千歳空港駅は「南千歳駅」に改称。つまり、現在の千歳基地は当時の千歳空港の自衛隊部分がそのまま存続しているもので、新抜き駅は南千歳駅の旧称。かつては千歳空港(旧空港)と千歳空港駅(現・南千歳駅)が渡り廊下で直結していたが、千歳空港の旅客用の建物が解体されると、その渡り廊下も撤去され、今は南千歳駅の南側に封鎖された渡り廊下への通路を名残として残すのみ。千歳空港駅は、1980年の開業当時、国鉄初の空港アクセス駅だったという。 千歳線は、沼ノ端駅(ぬまのはたえき)と白石駅を結ぶ、JR北海道の主要路線。実際には白石以西の札幌駅、沼ノ端以西の室蘭本線(苫小牧方面)へと直通する列車が殆ど。途中、南千歳駅から当駅までの支線も持つ。南千歳駅からは東へ石勝線も分岐していて、千歳線には道東や函館方面から札幌へ向かう特急がよく通る。更に、沿線には北広島、恵庭などの主要都市も連なる。その上、北海道の一大玄関口である新千歳空港と札幌を結ぶ機能も持っているため、経営が厳しいJR北海道にとって、一番安定的に客を確保できる路線になっている。全線電化済み。空港連絡には快速「エアポート」なども走り、本数も充実している。 ※南千歳~当駅間の支線は単線な上、当駅ホームも2番線までの1面2線しか無く、しかも最大6両編成までしか入れないというネックから、かつては当駅まで特急も来たが今はエアポートや普通など一般の列車しか来なくなっている。折角の安定収入路線がこの設備では本領発揮できず勿体ないとして、いつかはホームを2面4線化するなど設備増強の計画もあるが、いつになるかは分からない。また、当駅で行き止まりの支線を更に南へ伸ばし、苫小牧方面まで抜けさせてむしろこっちを千歳線のメインルートにしてしまうという計画もあるが、ハイリスクハイリターンなためこちらも長年動きが無い。 ※千歳線は、今は白石駅から分岐して新札幌駅を通っているが、当初は苗穂駅から分岐する旧線を走っていた。 ※2023年3月に、千歳線沿線の北広島市に日本ハムファイターズの新球場(エスコンフィールド)が造られた。将来、千歳線内にはその新球場へのアクセス新駅を作る計画もある(駅名未定、仮称も不定)。ただ、新球場は2023年に出来たが、駅開業は2027年の予定で、すぐには開業できない。また、新駅開業により千歳線の利用客が更に増え、今の設備では輸送力が足りない問題もあるため、JR北海道としては嬉しい悲鳴のような状態。 ちなみに、沼ノ端以降の室蘭本線は日本最長の直線区間として知られ、白老駅手前辺りまでの約28.7kmもの間、カーブが無い。この区間は、特急北斗などがよく通る(但し、途中駅の分岐器には細かいカーブがあるため、分岐器も無い完全な直線線路となると東北新幹線の白石蔵王~仙台間約25kmが最長だという)。 また、ここから南東、千歳線の本線にはかつて美々駅(びびえき)という駅があった。その駅から西へ歩くと新千歳空港の滑走路横に出、飛行機の撮影にもってこいだった。ただ、支線の当駅(新千歳空港駅)へ向かうつもりだった客が、間違えて支線に入らない列車に乗ってしまい、降りた先が美々駅だった、というトラップ駅としても知られていた。しかし、利用者が1日平均1人しかいないことから2017年3月4日に廃止され、今は美々信号場に降格されている。

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