新がつく駅地図手帖

新改駅


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▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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新改しんがい高知県
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廃止
1947年- - - - 年

▼この駅を走る路線 

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JR四国土讃線(D)普通鉄道

▼備考 

駅番号D36の、土讃線の駅。付近の土讃線の区間は急勾配である為、その途中で停車できるようにする為にスイッチバック形式の駅となっている。四国のスイッチバック駅は当駅含めて2つしか存在せず、貴重(もう一つは坪尻駅で、それも土讃線にある)。 特に当駅のものは「通過可能形スイッチバック」(通過型スイッチバックとも)と呼ばれるもので、文字通りそのまま停まらずにスルーできる真っ直ぐな1本の上り勾配の線路(本線)から、X字状にクロスするように水平な支線が2方向に分岐している(厳密にはシーサスクロッシング、後述)。ここは非電化区間の為、勾配に弱い気動車がここへ停車する為にはこの形式が必須だった。もしも急勾配の線路上にスイッチバック無しでそのままホームを設けてしまうと、坂を上る途中でホームに停まる事はできても、その後上り坂で発車するにはパワーが足りない。それを防ぐ為、一旦本線から勾配の無い平坦な支線を分岐させ、そこにホームを設ける。また、発車時には再び本線へ入る為に、一旦バックして反対側へ伸びるもう1本の水平な支線(引上線)に入り、そこから再度出発していわば助走をつけ、本線の登坂を再開する。但し、当駅は利用者が少なく、殆どの列車が通過する。その為、当駅は通過列車が本線を一度も出ずとも、スイッチバックを回避して通過できる配線になっている。このように、停車列車と通過列車を両方捌ける当駅の分岐器は「シーサスクロッシング」と呼ばれる特殊なもので、これは前面展望動画で見ると分かりやすい。 ここはまず1935年に「新改信号場」として開業したが、1947年に駅へと昇格された。開業時の読みは濁らない「しんい」だったらしいが、1956年に現在の濁る読み方に変更されたという。元は、「新開」(開拓地)が由来。信号場時代の戦時中には、ここが軍事上重要な拠点となった時期もあった。しかし、あまりに山奥にあるので、現在は秘境駅として有名だという。 山岳地帯にある為、当駅の利用者は秘境駅マニア以外には殆どおらず、普通列車ですら一部が通過する。周辺には一応いくつか集落もあるが、どれも微妙に離れた場所にあり、当駅を日常的に使うのは現実的ではない。北西の方には「平山」という集落があり、廃校跡を利用した「ほっと平山」という施設もそこにある。当駅前には、1.3km下った所にそれがある事を示す看板も立つ。また、当駅名の由来となった「新改」という名前の集落もあるが、それはここから南西へかなり下った所にあり、南隣の土佐山田駅から行った方が近い。 ※土讃線には他に、土佐新荘駅もある。 ※土讃線では、多度津(たどつ)~当駅~高知間には路線記号「D」が、高知~土佐新荘~窪川間には路線記号「K」が振られている。

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