新がつく駅地図手帖

磯新駅(予定・仮称)


最終更新: 2024/07/06

▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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磯新(予定・仮称)いそしん鹿児島県
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廃止
2025年- - - - 年

▼この駅を走る予定の路線 

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JR九州日豊本線普通鉄道

▼備考 

2025年3月に、日豊本線の鹿児島~竜ケ水駅間に開業予定の新駅。仙巌園や旧集成館(後述)への観光アクセスや、地元住民のために開業を目指す。計画以来長らく「磯新駅」(いそしんえき)の仮称で呼ばれてきたが、後述の庭園名から、2024年に正式駅名が「仙巌園駅」(せんがんえんえき)に決まった。 この構想は2016年には既に出ていて、当初は2018年3月の開業を目指していたが、駅設置によって付近の踏切の作動時間が延び、並走する道路の渋滞の原因になるなどして根強い反対意見が飛び出し、議論になっていた。当初は賛同者も少なかったためか、構想は難航し、先延ばしされてきた。ただ、2020年に大きな前進があり、磯新駅設置協議会が発足したり、磯新駅設置のPRサイトや各種PRが功を奏したのか賛同者も増えた。そうして遂に、2024年度末(2025年3月)の開業が決まった。 駅の北東方向には、仙巌園(せんがんえん)という庭園が広がっている。元は島津家の大名庭園だったが、昭和になるとこの庭園は観光地化し、磯庭園(いそていえん)と呼ばれるようになる。1959年からは磯庭園ロープウェイという絶景のロープウェイも営業していたが、これは1993年8月に付近を襲った8.6水害という豪雨で被害を受け、休止されたまま復活する事なく、廃止されてしまった。山上には磯山遊園地もあったがこれも撤去され、跡地は磯山公園という公園になっている。昭和には庶民向けの遊園地と化していた庭園周辺は、今では歴史を学ぶための庭園として方針が変更され、大名庭園だった頃の「仙巌園」の名に戻されているが、今でも「磯庭園」と呼ぶ人は多い。 庭園すぐ隣、駅の目の前には、島津家が幕末期に造った工場(1865年築)跡を使った尚古集成館もあり、今では「明治日本の産業革命遺産」の1つ、「旧集成館」として、軍艦島や韮山反射炉などと一緒に世界遺産登録されている。 ちなみに、竜ケ水駅は過去に奇跡的な救出劇が起こった駅として知られる。8.6水害(前述)が付近を襲った時、竜ケ水駅に停車していた列車の乗務員が、駅への土石流の直撃を察知し、土石流が来る前に列車から全員を脱出・避難させる事に成功したという。この時、敢えて車両を土石流の直撃場所に停めておく事で車両を堤防代わりにし、土石流の勢いを抑えたという工夫が語り伝えられる。 磯や竜ヶ水といった周辺地域からは桜島が良く見える。磯山公園は西郷どんや篤姫のロケ地になり、竜ケ水駅は桜島の良く見える駅として紹介される事もある。 ※駅名としては「竜水駅」と「ケ」を大きく書き、地名としては「竜水」と小さく書く。ただ、紛らわしいので表記揺れが多く見られる。

▼関連写真 

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