新整備場駅
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▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
新整備場 | しんせいびじょう | 整備場 | 東京都 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
1993年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る路線
▼備考
駅番号MO09の、東京モノレールの駅。普段は主に羽田空港関係の職員が使う、地下駅。飛行機の機体整備などをするための、整備工場の最寄り駅として造られた。そこで工場見学が行われる時も、当駅が使われる。
当初はその名の通り、内陸寄りの「羽田整備場駅」が整備場の最寄り駅だったが、1993年に羽田空港が拡張(沖合に移転)する際、整備場もここへ移転して来てしまったため、今はここが新たな整備場の最寄り駅となっている。同時に、旧・最寄り駅だった羽田整備場駅は「整備場駅」に改称され、新抜き駅となった(なぜ「整備場」の名が残されたかは不明だが、「羽田」を抜いたのは、そこを空港玄関と間違える客が多かったため)。
東京モノレール羽田空港線は、浜松町駅と羽田空港(羽田空港第2ターミナル駅)を結ぶモノレール。東京オリンピック時の空港アクセスの為に、1964年に開業した。元々は新橋駅を起点に建設される予定だったが、当初の建設予定地で反対があって用地買収が不能になったため、中途半端な浜松町駅が起点となったという。開業当初の路線名は羽田線と言い、運営会社名も異なった。そして、途中駅は皆無(両端の駅のみ)で、終点「羽田駅」は現・天空橋駅近くの地下駅だった(昔はそこが羽田空港の玄関口だった)。その後、新平和島駅など駅が増やされていき、上記「羽田整備場駅」も、終点「羽田駅」の1つ手前に開業した。
時代が進み、1993年の空港移転を受けると、沖合へ遠のいた空港を追うように東京モノレールも延伸され、この時当駅は開業した。新終点は当駅1つ先、「羽田空港駅」(後の羽田空港第1ビル駅、現・羽田空港第1ターミナル駅)となった。また、旧終点「羽田駅」はこの時移設され、旧羽田駅のトンネルは埋められた。移設後の新ルート上の羽田駅は、名前が紛らわしいとして「天空橋駅」に改称され、今に至る。1990年頃の航空写真(うんと西北西)には、旧羽田駅の埋められる前のトンネル坑口が見える。
※2004年の第2ターミナル開業で、モノレールは「コ」の字を描くようにトンネルを伸ばして更に1駅延伸し、当駅から終点までは「羽田空港第1ビル駅」「羽田空港第2ビル駅」の2駅となった。それらがまさしく羽田空港の玄関口だが、2020年3月のターミナル名変更で、それぞれ「羽田空港第1ターミナル駅」「羽田空港第2ターミナル駅」に改称された。当駅から1駅手前も「羽田空港国際線ビル駅」で、2010年に追加開業した国際線の玄関口だが、同じく「羽田空港第3ターミナル駅」に改称された。
※東京モノレールは、りんかい線と同時に2016年10月から駅番号を導入した。 ▼関連写真