新がつく駅地図手帖

新木場駅


最終更新: 2022/05/09

▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
立地*立地名クリックで、
その立地を検索
新木場しんきば木場東京都
開業*開業年クリックで、
同年開業の駅を検索
廃止
1988年- - - - 年

▼この駅を走る路線 

運営会社*虫眼鏡クリックで、
その会社を検索
路線*路線名クリックで、
その路線を検索
種別*種別名クリックで、
その種別を検索
JR東日本京葉線(JE)普通鉄道
東京臨海高速鉄道りんかい線(R)普通鉄道
東京地下鉄(東京メトロ)有楽町線(Y)地下鉄
JR東日本[直通]埼京線(JA)普通鉄道
JR東日本[直通]川越線普通鉄道
JR東日本[直通]武蔵野線(JM)普通鉄道
東武鉄道[直通]東上本線(東上線)(TJ)普通鉄道
西武鉄道[直通]池袋線(SI)普通鉄道
西武鉄道[直通]西武有楽町線(SI)普通鉄道

▼備考 

有楽町線にはY24、京葉線にはJE05、りんかい線にはR01の駅番号が付く(JR東日本は2016年8月、りんかい線は10月に駅番号を導入)。当駅は京葉線区間だが、西船橋から武蔵野線も直通して来る(京葉線には新浦安駅もある)。夢の島公園の最寄り駅。東京ゲートブリッジは、ここからバスで行ける。 有楽町線は、ここから新富町駅を通って和光市駅まで続く地下鉄路線。有楽町線ホームへは、西武線や東武線からも多くの列車が直通して来る。そのホームを抜けた先、当駅から南東の方には、東京メトロの新木場車両基地もある。 りんかい線は、大崎駅と当駅を東西に結ぶ路線で、途中、大井町・天王洲アイル・東京テレポート(お台場辺り)・国際展示場(ビッグサイト近く)・東雲などを経由する。大部分(大井町~国際展示場間)が埋立地や海底トンネルで、コミケ等ビッグサイトでのイベントや、お台場観光等でよく使われる。りんかい線は現在、大崎以北で埼京線や川越線と相互直通運転中。 元々は「京葉貨物線」として、南西にある東京貨物ターミナル駅(以下、東タ)~当駅~千葉貨物ターミナル駅~蘇我駅間に造られた貨物専用線だったが、後に当駅~蘇我間だけが「京葉線」として旅客転用され、残りが貨物線のまま残った。その後、残された部分も1996年に一部旅客化され、りんかい線となった(当初は「臨海副都心線」と呼ばれた)。この時、残された貨物線の途中から大崎方面へ新トンネルを分岐させ、行先を東タから大崎方面へ無理やり変えている(品川埠頭分岐部信号場)。分岐部~東タ間は今も線路が残り、複線のうち片方を、東タ東隣にあるりんかい線八潮車両基地(東臨運輸区)への回送線として使用中(もう片方のトンネル坑口は封鎖中だが、充分再利用可能)。また、JR東日本が将来、この区間を羽田空港アクセス線臨海部ルートとして活かす構想もある。 ※但し、羽田空港アクセス線は現在、臨海部ルートではなく大汐線の方をメインに計画されている。大汐線の南端では現役の東タの線路も合流し、更に南へ貨物トンネルが伸びる。そのトンネルは昭和島・天空橋の地下を越え、小島新田駅付近で地上に出、川崎貨物駅(かつては塩浜操駅)~浜川崎駅(~鶴見方面)へと続く。この区間も大汐線も共に、東海道貨物線の一部。また、塩浜操駅~鶴見間には鶴塩線(かくえんせん)の通称もあった。 ※京葉貨物線は、初期にはより壮大な「東京外環状線」の一部として計画されていた。東京外環状線は、上記の京葉貨物線の区間に加え、上記の東タ(大井)~川崎貨物駅(塩浜)間、現在の武蔵野線の全区間、現在の京葉臨海鉄道の蘇我~北袖分岐点間、そして未成線の北袖分岐点~木更津駅間にあたる。つまり、北袖分岐点~木更津駅間を除き、東京外環状線は形を変えて大半が開通を果たしている。また、現在の京葉臨海鉄道の区間は、元々は京葉線の一部として木更津駅まで繋がる計画だった事も分かる。 りんかい線と京葉線は一体で作られた事もあり、今も両路線の線路が当駅東側で繋がっていて、相互直通運転ができるはずだが、運賃計算の問題があり実現していない。空港アクセス線開通時にJRがりんかい線を買収する話が出ていて、それで実現する可能性はあるが、買収への慎重意見もあり、上下分離など別の方式が模索される可能性もある。また、木場駅(新抜き駅)は東京メトロ東西線の駅で、ここより内陸にある。かつてはそこに、その名の通り貯木場があったが埋め立てられ、当駅南の貯木場に取って代わられた(当駅名には「新しい木場」の意味合いもある)。 ちなみに、JRの車内の英語アナウンスでは、りんかい線への乗り換え案内時に、英語の発音でいちいち正式社名も含めた「Tokyo Rinkai Kosoku Tetsudo Rinkai Line」(トウキョウリンカイコウソクテツドウリンカイラーイン)という長い案内がされる。ゆりかもめの正式な路線名が臨海線で、英語で単に「Rinkai Line」とすると両路線を区別できないので、区別のために社名も含めているらしい(日本では「りんかい線」と平仮名表記するので漢字の「臨海線」と区別できる上、「ゆりかもめ」と「りんかい線」は別物だという事は知れ渡っているため、日本語案内は短い)。あまりに不自然なので、逆に日本人の間で話題になっている。 ※当駅前から北上し、亀戸までLRTを走らす計画もある。

▼関連写真 

58-1.jpg

駅舎。高架駅で、かなり高い。写真の入口から入ると長い階段とエスカレーターが待ち受けていて、改札のある3階まで一気に上がる。1階はテナント、2階は有楽町線・りんかい線ホーム、4階は京葉線・武蔵野線ホームになっている。【撮影日:2016/08/21】

58-2.jpg
58-3.jpg

入口から撮った、新木場駅前(上写真)。トーテムポールと、「木のまち新木場」と書かれたモニュメントがある。近くに貯木場があるからだろう。木に因んでか、駅前広場には木でできた駅名看板もある(下写真)。【撮影日:2016/08/21】 周辺には木材関係の業者も多く、駅前ロータリーの真南には木材会館が建ち、駅から東の方には木材・合板博物館などといった施設もある。

58-4.jpg

当駅京葉線ホームの駅名標。【撮影日:2016/08/21】 追記: 当駅には駅番号(駅ナンバリング)が導入されたので、いつかは駅番号入りの駅名駅名標に付け替えられるかもしれない。

58-5.jpg

当駅京葉線ホームに到着する、武蔵野線からの直通列車(東京行き)。当駅には、京葉線に混じってたまに武蔵野線がやって来る。写真は205系5000番台という車両で、武蔵野線のもの。【撮影日:2016/08/21】

58-6.jpg
58-7.jpg
58-8.jpg

武蔵野線ホームは4階で、眺めが良い。このホームから東京ゲートブリッジを望む(上写真)。夢の島公園のスポーツ施設や、清掃工場を望む(中写真)。スカイツリーや、東京のビル群も見える(下写真)。【撮影日:2016/08/21】 京葉線は、1975年から(初めは貨物線として)千葉側から段階的に作られ、当駅~東京間が1990年に延伸開業して全通。元々は西(現・りんかい線の方向)に延伸する予定だったのが変更され、潮見・八丁堀を通る現ルートになった。ちなみに、そのルートは大部分が成田新幹線の予定ルートに重なるという。成田新幹線計画が頓挫した後、(既存東京駅との連絡通路など途中まで工事も進んでいた)成田新幹線東京駅予定地に、今の京葉線東京駅が出来た。但し、駅自体は成田新幹線頓挫後に着工されたもので、新幹線用設備を流用したものではないらしい。また、そこへのルートの大部分を占める新東京トンネルも頓挫後のもので、新幹線用トンネルの流用ではない。 ※それについてはReports for the futureが詳しい(敬称略)。また、成田新幹線については根古屋信号場のページも参照。

58-9.jpg

当駅有楽町線ホーム。森林公園や飯能など、直通先も表示されている。前者は東武東上線、後者は西武有楽町線経由で繋がる西武池袋線の駅。【撮影日:2015/11/15】

58-10.jpg

当駅りんかい線ホーム。2階のため、薄暗い。埼京線や川越線に直通する列車も多いことが分かる。りんかい線は、コミケなど東京ビッグサイトでのイベントに行くのによくお世話になるので、何度もここへ来た。【撮影日:2016/08/21】

58-11.jpg

りんかい線ホームの駅名標。お洒落なデザインになっている【撮影日:2016/08/21】

58-12.jpg

当駅ホームに到着する、りんかい線の車両。りんかい線はJR東日本の車両が走ることが多いが、この写真は東京臨海高速鉄道(りんかい線の運営会社)の車両で、70-000形という。209系をベースに造られたという。ちなみに、正面に書いてある「TWR」は東京臨海高速鉄道の英語社名の頭文字。【撮影日:2016/08/21】

 12件の関連写真。
写真を追加 / ギャラリー