新がつく駅地図手帖

新瀬戸駅


最終更新: 2021/03/01

▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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新瀬戸しんせと瀬戸(旧称)愛知県
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廃止
1927年- - - - 年

▼この駅を走る路線 

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名古屋鉄道瀬戸線(ST)普通鉄道

▼備考 

駅番号ST18の、名鉄瀬戸線の駅。瀬戸線自体は1905年に開業したが、当駅は後から1927年に開業。開業時は「横山駅」、1935年以降は長らく「尾張横山駅」と言ったが、1971年に現駅名に改称。東に2つ先の、瀬戸線の終点「尾張瀬戸駅」は当初単に「瀬戸駅」と言い、今でもそこは地元でそう呼ばれるため、当駅はそこと区別して「新」が付けられたのかもしれない。そのため、新抜き駅は尾張瀬戸駅の旧称とした(今も岡山県に瀬戸駅という駅はあるが、ここと直接の関係は無い)。1988年には、近くに愛環線の瀬戸市駅も開業。 ちなみに、瀬戸市周辺で生産される瀬戸焼は、「瀬戸物」という言葉の元となっている。実際、瀬戸線の線路は元々、生産された瀬戸物を運搬する目的で敷かれたものでもある。 名鉄瀬戸線は、名古屋の栄町駅(さかえまちえき)と尾張瀬戸駅を東西に結ぶ路線。瀬戸線は当初、1905年に瀬戸自動鉄道という会社が開通させ、翌年に「瀬戸電気鉄道」へと社名変更されてから1939年に名鉄に合併されるまでは、名鉄とは別会社の路線だった。当初は全線非電化で、セルポレー式蒸気動車という特殊な気動車を走らせていたが、その故障が頻発したため電化して電車へと変更し、社名もそれに合わせて変えていた。今でも、別会社時代の社名を略した「瀬戸電」「せとでん」が、瀬戸線の通称として残る。元々別会社だった事もあり、名鉄の他の線路とは繋がっておらず、孤立路線になっている(更に言うと、名鉄以外のどの鉄道路線とも線路が繋がっていない)。瀬戸電のお部屋というサイトでは、瀬戸線の駅や車両などが詳しく紹介されている。瀬戸線には他に、尾張旭駅もある。 今の瀬戸線は、名古屋側の区間(栄町駅~東大手駅~清水駅の手前まで)が1978年に地下化されているが、地下化前は別のルートを走っていた。その旧線、堀川~本町~大津町~土居下~清水駅間は、大部分が名古屋城の外堀(空堀になっていた)の底を走っており、全国でも珍しい、お堀を走る鉄道として知られていた。堀川駅がかつての起点駅で、その名の通り堀川という川に接しており、堀川の水運と連携して瀬戸物などの運搬もしていた。お堀の区間では、堀を渡る橋(本町橋)をくぐる部分が狭いために、単複線(ガントレット)という特殊な線路配置になっていた事も有名だった。「お堀電車」や「お濠区間」などの通称で親しまれたが、地下化・ルート変更を見越して1976年に廃止されている。津島軽便堂写真館デイリーポータルZには、当時のお堀電車を写した貴重な写真や、旧線のルート等が載っている(敬称略)。

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