新花巻駅
最終更新: 2023/07/03
▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
新花巻 | しんはなまき | 花巻 | 岩手県 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
1985年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る路線
▼備考
東北新幹線と釜石線の駅。1982年の東北新幹線開業時には当駅は無かったが、後に地元の請願で実現した、請願駅。周辺には元々、ここから釜石線でほんの約450m西の方に矢沢駅(やさわえき)というのがあったが、当駅から近すぎるため、当駅誕生と入れ替わるようにして廃止されている。矢沢駅をここへ移転させたと解釈すれば、当駅は矢沢駅の生まれ変わりとも言える。近くには、宮沢賢治記念館などもある。
釜石線(かまいしせん)は、花巻駅と釜石駅を、遠野を通って東西に結ぶ路線。釜石線で東の方にある上有住駅(かみありすえき)は、洞窟の近い秘境駅としても知られる。山越えの険しい区間(仙人峠付近)にあり、上有住を東に出て長いトンネルを抜けると北へ派手にΩカーブする区間もある。Ωカーブ周辺は陸中大橋と言い、かつて釜石鉱山と共に栄えた。
釜石線には、「銀河ドリームライン釜石線」の愛称がある。宮沢賢治は、釜石線にある宮守川橋梁(通称「めがね橋」)を渡るSLから「銀河鉄道の夜」の着想を得たという。また、彼の作品にエスペラント(エスペラント語)が多く出たことから、各駅にエスペラントの愛称が付いている(当駅は「Stelaro」で、「星座」の意)。銀河鉄道の夜とのこうした関係から、釜石線では現代においてもたびたび観光SLが走り、めがね橋とSLの光景もたびたび見られた。まず1989~2004年に「SL銀河ドリーム号」が走ったが、それは2004年に一旦終了した。しかし、3.11からの復興を元気付けるため、2012年にこれを臨時で復刻運行した所大好評だったため、2014年からは再び観光SLの定期運行が復活し、SL銀河が走り始めた。しかし、これも老朽化が原因で2023年6月11日に引退してしまった。
※東北新幹線で南に2つ隣には、水沢江刺駅もある。水沢江刺駅と当駅では、東北新幹線に待避線が無いため、通過列車がホームの目の前を通過し、迫力がある。
※当駅の釜石線では長らくSuicaが使えなかったが、2023年5月27日以降、遂に花巻~当駅間でSuicaが解禁(PDF)された。他に、岩手県の東北本線の広い範囲でもSuicaが使えるようになった。但し、釜石線における解禁区間は僅かで、当駅以東の大部分では未だに使えない。 ▼関連写真