新がつく駅地図手帖

新月駅


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▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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新月にいつき岩手県
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廃止
1929年- - - - 年

▼この駅を走る路線 

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JR東日本大船渡線(ドラゴンレール大船渡線)普通鉄道

▼備考 

大船渡線(おおふなとせん)の駅。大船渡線は、一ノ関駅と盛駅を、気仙沼経由で結ぶ路線。全線の曲がりくねった形から、この路線には「ドラゴンレール大船渡線」の愛称が付いている。曲がったルートを鍋のつるに見立てて鍋鉉線(なべづるせん)と呼ばれる事もある。千厩駅~陸中門崎駅(りくちゅうかんざきえき)間が特に大きな蛇行で、ここを下山ダッシュのように走る壮大な企画がTVで行われた事もある(千厩ダッシュ。流石に長距離すぎるため普段は人に勝ち目はないが、放送ではたまたまダイヤ乱れのお陰で列車が負け、人が勝ったという)。何故こんな遠回りなルートになったかというと、初めはもっと真っ直ぐに線路を通そうとしたが、地元の政治勢力が「自分の所にも線路を通せ」と圧力をかけ、それにより計画変更が度重なったためだという。このようにそれぞれの地域が鉄路を欲しがったために路線が速達性や十分な機能を失う様を、熟語をもじって「我田引鉄」と呼び、教訓とする向きもある。 ちなみに、大船渡線の気仙沼駅~盛駅間は東日本大震災で深刻な津波被害を受け、その区間のレールでの復旧は断念された。そこで、復旧時にはBRTというバス専用道を用いた新しい形式が導入された。大船渡線のBRT区間には、奇跡の一本松駅もある。大船渡線のラインカラーは「ライトオレンジ」だが、BRTの区間では、BRTの車体の赤色で案内される事もある。 ※当駅は岩手県にあるが、本当にその端っこにあり、東の方には宮城県との県境がすぐ近くまで迫っている。気仙沼駅は当駅のすぐ東隣で、気仙沼市は宮城県。

▼関連写真 

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当駅ホームと駅名標。1面1線の棒線駅。【撮影日:2015/03/16】

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大船渡線には、こんな車両が走る。写真は、新月駅からうんと北西の摺沢駅で撮った、キハ110系。陸羽東線や磐越東線などと同じ仲間の車両のよう(小野新町駅のページも参照)。【撮影日:2015/03/16】

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大船渡線では、こんな車窓が延々と続く。ところで大船渡線に乗ってると、沿線の日本家屋には、必ずと言っていいほど瓦が使われていないことに気付いた。代わりに、トタンとか木の板とかで葺かれている。北海道もそうだが、豪雪地帯に瓦は不向きなのかも? 瓦は建材としてはかなり重いものなので、ただでさえ重い瓦屋根の上に重い雪が積もると、家が潰れたり沈下するとのことで、敢えて瓦を避けているらしい。【撮影日:2015/03/16】

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ちなみに、同日に撮った、気仙沼駅のBRTホームはこんな感じ。元々線路だった所は舗装されていた。写真右は、大船渡線の盛行き。左のはどこ行きか忘れたが、車両の向き的に気仙沼線のものかも【撮影日:2015/03/16】 ※2022年3月には、この1駅先に気仙沼線BRTの東新城駅も開業した。

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