新がつく駅地図手帖

東新城駅


最終更新: 2022/03/12

▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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東新城ひがししんじょう宮城県
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廃止
2022年- - - - 年

▼この駅を走る路線 

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JR東日本気仙沼線BRT(気仙沼線・大船渡線BRT)BRT

▼備考 

2022年3月12日に開業した、気仙沼線BRTの新駅。気仙沼駅のすぐ南隣で、気仙沼~不動の沢(ふどうのさわ)間の専用道区間(後述)に出来た。気仙沼市が当駅の設置を要望し、実現した。気仙沼線BRT内では他に、「大谷まち駅」(おおやまちえき)も同時に開業。これらの新駅開業については、JR東日本の公式PDFに載っている。 気仙沼線(けせんぬません)はかつて、前谷地駅(まえやちえき)で石巻線から分岐し、柳津(やないづ)~志津川(しづがわ)~清水浜(しずはま)~歌津(うたつ)~本吉(もとよし)~大谷海岸(おおやかいがん)~陸前階上(りくぜんはしかみ)~松岩駅(まついわ)~南気仙沼(みなみけせんぬま)~不動の沢~気仙沼駅へと線路が伸びる路線だった。 しかし、その大部分にあたる柳津~気仙沼間が2011年3月11日の東日本大震災で深刻な津波被害を受け、その後その区間は鉄路(鉄道用レールによる線路)での復旧が断念された。そこで、BRT(バス高速輸送システム)という、バス専用道を用いた新しい形式に変更して仮復旧(後述)した。全てがバス専用道というわけではなかったが、バス専用道部分は鉄路の旧路盤を転用して造られ、鉄道用トンネルなどもBRTのバスが通る為に転用された。津波被害を受け、BRTでの仮復旧が行われたのは気仙沼線だけでなく、大船渡線の気仙沼~盛間も同様だった。 この時点ではあくまでBRTは「仮復旧」時の形態とされ、まだ鉄路としての不通区間は廃止されていなかった。しかし、BRTでの運行が続くうちに、BRTの方が駅数を柔軟に増やせたり、経路を柔軟に変更できたり、本数(便数)を増やせたりといった長所も目立っていった。その上、BRTは地元での評判も良く、交通網としてすっかり定着した為、2016年にはBRTを「仮復旧」扱いする事をやめ、正式に「本復旧」扱いとする合意がなされた。更に、2020年には遂に、あくまで「休止」扱いとして保留されていた鉄路の不通区間を正式に「廃止」する事が決まり、BRTが名実共に正式なJR線となった。気仙沼線の前谷地~柳津間は今も生きているが、柳津~気仙沼間はこの時正式に「廃線」となり、BRTに取って代わられた。また、利便性の為、前谷地~柳津間の現役鉄路とは別に、BRTも同じ区間を並走・直通している。並走区間では、鉄路には途中駅がある一方、BRTはノンストップとする事で棲み分けと便利さを実現している為、並走とは言いつつも全くの別路線として分離されている。その為、前谷地~柳津間の鉄路は事実上、柳津で行き止まる支線のような存在。別路線の為特にダイヤ上の連携も取られておらず、柳津での鉄路~BRT間乗り継ぎは推奨されない。 2012年のBRT転換時から、その柔軟さを活かして、鉄路時代には手の届かなかった道路上に「気仙沼市立病院駅」や「志津川中央団地駅」が新設されたり、鉄路時代には無かった場所に「岩月駅」(いわつきえき)が新設されるなどしている。こうした新駅設置は大船渡線側でも行われ、便利にする為に徐々に駅が増やされていった。当駅新設もその一環。 ※このサイトではBRTをあくまで「バス」と見なし、「鉄道」ではない事からBRTの停留所は基本的には載せていない。その上、当駅も法律上はあくまで「停留所」(バス停)の一種として扱われ、JR東日本もこれを「鉄道駅」としてはカウントしない。しかし、気仙沼線・大船渡線BRTは他のBRTとは違い、JR東日本という鉄道会社が運営している上に、公式PDFでも敢えて「」という呼称が使われている。更に、18きっぷも普通に使えてしまう為、当駅だけは例外として載せる事にした。各停留所(各駅)は、当駅や気仙沼市立病院駅などといった「BRTになってから誕生した純粋なバス停」と、不動の沢駅や本吉駅などといった「鉄路時代の鉄道駅がBRT停留所へと転換されたもの」に大別できる。しかし、JR東日本はこれらの停留所を同列に扱い、その開業年も鉄路時代・BRT時代の区別無く扱っている。例えば、不動の沢駅はまず鉄道駅として1960年に開業し、2011年に休止、その後2012年にBRT停留所として仮復旧後、鉄道駅としては2020年の廃線時に廃駅となっている為、バス停としては「2012年」が開業年となるはずだが、JR東日本はその開業年を、鉄路時代も含めた「1960年」としている。ただ、各停留所は「駅」として案内される事が多いものの、資料や案内によっては正式な分類通りに「停留所」と書かれる場合もある。 ※気仙沼線のラインカラーは「パープル」だが、BRT区間では、BRTの車体の赤色で案内される事もある。また、気仙沼線・大船渡線BRTではSuicaも使えるが、BRT区間専用の「odeca」というICカードもある。 ※この気仙沼線・大船渡線の例や東京BRTなどが有名になり、BRTはコスト削減が主流の最近になって始まった試みのように思えるが、実は、白棚線名鉄福岡線など、古くからの先例もある。他に、ひたちBRTやかしてつバスなどもあるが、普通のバスとの線引きは曖昧。BRTは、特殊な設備を使ってバスを高速(or大量)輸送向きに改良したもの全般を指すので、ガイドウェイを持つゆとりーとラインや、連節バスを使った幕張BRTも、広い意味ではBRTの一種。ただ、一般に、「特殊な設備」というのが「廃線跡を流用したバス専用道」である場合に「BRT」という言葉が使われがち。

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