村岡新駅(予定・仮称)
最終更新: 2021/02/08
▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
村岡新(予定・仮称) | むらおかしん | | 神奈川県 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
2032年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る予定の路線
▼備考
東海道線の藤沢~大船駅間に、将来建設される予定のある駅で、「村岡新駅」の仮称で呼ばれることが多い。正式駅名は未定。
元々、線路のすぐ北西側(「ミズノフットサルプラザ藤沢」などがある場所)に国鉄の「湘南貨物駅」というのがあったが、それが1985年に廃止された時、その跡地であるここに新駅を作ろうという話が出たのがこの構想のきっかけ。その後、長らくその話は地元民の反対などで保留され続けたが、南東の川の向こうにあったJRの工場(「鎌倉総合車両センター」の大船工場、通称「深沢地区」)が2006年に無くなり広い更地が出来たことで、そこの再開発も併せ、再びこの構想が注目されるようになったという。更に、付近のすぐ北東側に武田薬品の巨大な研究所(湘南ヘルスイノベーションパーク)が建設されたことも、当駅周辺のまちづくりの計画に大きな影響を与えた。
地元の鎌倉市や藤沢市、神奈川県などが当駅実現・周辺のまちづくりを目指している。しかし、これはJR東日本自身の構想ではないため請願駅扱いになり、建設費の多くを地元が負担することになる。駅の建設費が思ったよりかさむという話もあったが、2018年12月に建設費についての合意が無事結ばれた。翌年には駅設置の正式な要望がJRに出され、実現に近づいた。更に、2021年2月8日には遂に、当駅の設置自体も合意され、決定。駅だけではなく道路や橋なども造るため、完成までは何年もかかるが、2032年度の開業を目指す。建設時には、上記のフットサルプラザなどは撤退予定で、そこに北口の駅前広場が出来る。南側の畑になっている所にも、駅前広場や市街地が出来る。
※当駅が増えることで東海道線の所要時間が延びるのは困るため、大船から根岸線を伸ばしてここに停車させ、東海道線は通過させてほしいとの声もある。ただ、それは線路の配線上難しいため、実現しないと思われる。
※旧・鎌倉総合車両センターには「深沢地区」(=今は更地の大船工場)と「長島地区」の2つの敷地があったが、大船工場の廃止後は旧・長島地区のみの運用になり、「鎌倉車両センター」に改称されている。また、旧・深沢地区の更地は湘南モノレール湘南深沢駅のすぐ近く(西側)に広がるため、その駅前のまちづくりとしても期待されている。2028年度には、老朽化した鎌倉市役所をこの深沢地区へ新築移転する予定もある。
追記:「当駅の整備費用は税金の使い方として問題があるため、当駅の整備計画を中止してほしい。病気が流行っているこの時期には、新駅設置よりも他にやることがある」という署名・要望が、市民団体から2021年1月に出された。ただ、この要望に対し、「何でもかんでも反対すればいいのか」との反発もある。「今は不要かもしれないが、新駅は将来確実にプラスになるはずだ」「新駅設置で利便性が上がる人も沢山いる」「再開発と新駅設置は新しい世代の流入に繋がり、それは鎌倉市の将来に必要」との意見も多くあり、新駅を求める声も多い。 ▼関連写真