新花屋敷駅(廃駅)
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▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
新花屋敷(廃駅) | しんはなやしき | 花屋敷(廃駅) | 兵庫県 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止*廃止年クリックで、 同年廃止の駅を検索 |
1928年 | 1932年 |
▼この駅を走っていた路線
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| 日本無軌道電車 | 日本無軌道電車線× | トロリーバス |
▼備考
位置は推測。日本無軌道電車は、日本初のトロリーバスだったという。新花屋敷温泉という温泉の客が主に利用していたが、その温泉が潰れたので、開通して数年で廃線・廃駅になってしまった(1928~1932年の間の営業だった)。
トロリーバスとは、トロリーを持ったバス。トロリーとは、パンタグラフやビューゲル・集電靴などといった、架線から電気を取る装置(集電装置)の事。つまり、電化された鉄道のように架線から電気を取るが、足回りはバスなので、ゴムタイヤで一般道などを走る。トロリーバスの集電装置はトロリーポールと呼ばれる棒状のもので、架線と「点」で接するような形になっている(一方、パンタグラフなどは接触部分に幅と奥行きがあり、「面」で接する)。トロリーバスは電気で走るため、もちろん排ガスは出ない。日本語では「無軌条電車」と言う。軌条とはレールの事で、その名の通り、レールの無い電車と見る事もできる。「日本無軌道電車」の社名に見られるように、当初は「無軌道電車」(むきどうでんしゃ)と呼ばれていたが、「無軌道」には「常軌を逸した」という意味もあって聞こえが悪いため、後に「無軌条電車」と呼ぶようになったという。鉄のレールが無くても、トロリーバスは法律上も正式に鉄道扱いされる(モノレールも同様)。
※日本無軌道電車の廃止後も、日本では京都市営トロリーバスを皮切りに、都営トロリーバスや大阪市営トロリーバス・川崎市営トロリーバス・横浜市営トロリーバスなど都市型交通として相次いで登場したが、いずれも渋滞の原因になる・突出した長所が無いなどの理由で廃止され、路面電車と同じ運命を辿っている。京都のものは建設時期が早かったため歴史も長かったが、それ以外は全て20年と持たずに廃止に追い込まれている。その後は都市内ではなく、山奥の立山黒部アルペンルートにある関電トンネルトロリーバス・立山トンネルトロリーバスが長い間生き残り、立山黒部アルペンルートは日本で唯一トロリーバスに乗れる場所として有名になったが、関電トンネルトロリーバスの方も2018年に遂に廃止され、立山トンネルトロリーバスだけが日本唯一のトロリーバスとして生きている。アルペンルートでは、略して「トロバス」とも呼ばれ、親しまれている。廃止された関電トンネルトロリーバスでは、最後の運行を担った引退車両のうち1台が奇跡的に解体を免れ、2020年に保存が決定している。また、運行は電気バスがその後を継いでいる。 ▼関連写真