新家駅
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▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
新家 | しんげ | | 大阪府 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
1930年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る路線
▼備考
駅番号JR-R47の、阪和線の駅。阪和線は、大阪府の天王寺駅と和歌山駅を結んでいる(大阪と和歌山を結ぶ)。南海電鉄南海本線のルートと競合している。途中の日根野駅からは関西空港線が、鳳駅(おおとりえき)からは羽衣線(阪和線の支線)が分岐している。
阪和線は元々、阪和電気鉄道という私鉄が1930年に開通させた路線だった。途中駅ノンストップで、大阪と和歌山をたった45分で結ぶ「超特急」という種別を走らせ、これが叩き出した「表定速度81.6km/h」は戦前の鉄道としては日本最速記録だったという。これは長年抜かれず、伝説的な記録と言われた。しかし、当時は沿線が田舎だったため経営が苦しく、1940年に南海鉄道(現・南海電鉄)に吸収合併され、1944年には戦時買収で国有化されて阪和線となる。その後は国鉄阪和線として続いた。1970年代の数年間、新快速が阪和線にも導入された事があった。
JR化後には更に早い39分で結ぶ列車も生まれたが、今では逆に、最速達の「快速」でも最低60分かかるという(特急の通過待ちの多さや、速達列車の停車駅が増やされた事による)。また、遅延や運休などがあまりに多く、時間通りに到着する方がレアとまで言われる(「また阪和線か!」参照)。JRとしては輸送改善の努力を勿論行ってはいるが、関西空港線の列車も入って来る分線路が過密でダイヤが乱れやすい、停車駅を絞って高速化しようとすると今度は大勢の短区間利用者から不便がられるなど、複雑な事情が絡んでなかなか改善が難しい状況にある。今の阪和線のこの状況と比べると、かつての超特急が更に伝説化されうる。
※阪和線の一部の列車は紀勢本線(きのくに線)や関西空港線・大阪環状線にも直通し、阪和線から新今宮駅や大阪駅・関西空港駅・御坊駅などにも行ける。特に、速達列車として関空線直通の関空快速と和歌山方面(一部きのくに線直通)の紀州路快速は有名だが、前者は当駅を通らず、後者は当駅を通過するため、当駅からは乗れない。これらは日根野駅までは一緒に連結して運転され、日根野駅でそれぞれの方向へ行くために切り離される。また、有料特急も含めると、阪和線を走る特急は新大阪駅まで行くものも多い。
※阪和線には、路線記号「R」とラインカラーが指定されている。 ▼関連写真