新今宮駅
最終更新: 2022/04/22
▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
新今宮 | しんいまみや | 今宮 | 大阪府 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
1964年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る路線
▼備考
駅番号は大阪環状線がJR-O19、大和路線がJR-Q19、南海電気鉄道がNK03。当駅からは、通天閣などのある、新世界という歓楽街が近い。新今宮駅前停留場も隣接する。地下鉄の動物園前駅も近いというか、もはや当駅と殆ど同じ場所にある。
当駅周辺(特に駅南側の「あいりん地区」、旧地名は「釜ヶ崎」)は治安が悪いと言われ、過去に暴動が起きた事もあるという。そんな中、当駅北側隣接の空き地に星野リゾートが新しいホテルを建設する計画が発表。治安の悪さを知る地元からは、星野リゾートのイメージに合わない立地に驚きの声が挙がった。ホテルは「OMO7大阪 by 星野リゾート」として実際に建設され、2022年4月22日に開業。このホテルも例に漏れず気合が入っており、街のイメージ刷新も期待される。ホテルの建物は当駅ホームからも目立つ。
JR線では東隣に天王寺駅があり、(2022年現在)日本一高いビルのあべのハルカスがそこに近接。今宮駅~当駅~天王寺駅の区間は、大阪環状線と関西本線の重複区間で複々線になっている(今宮駅は関西本線との立体交差の関係で、大阪環状線のホームに高低差のある特殊な構造になっている)。また、当駅の関西本線には「大和路線」(やまとじせん)の愛称がある。阪和線と関西空港線も、ここまで直通して来る。大阪環状線には「O」、大和路線には「Q」、関西空港線には「S」、阪和線には「R」の路線記号がある。
大阪環状線はその名の通り、大阪の環状線。東京にも山手線という環状線があるが、似て非なる存在。例えば、山手線は主に線内をぐるぐる回るだけで、線外に出る事無く閉じた運行系統だが、大阪環状線の線路には大和路線や阪和線・桜島線(JRゆめ咲線)などへの直通列車も入って来る。また、山手線は各駅停車のみで、快速は埼京線や東海道線・京浜東北線快速など線路の分かれた別の系統が担うが、大阪環状線は各駅停車も快速も同じ線路を使う。純粋な各駅停車は山手線のようにぐるぐる回るが、快速は前述の他路線直通列車(大和路快速・紀州路快速など)が担う。ただ、客を拾ったり、大阪駅での乗り換えを不要にする為、快速も初めのうちは各駅停車として振る舞う。1~2駅だけという短区間利用の多い山手線に対し、大阪環状線はそこそこ長距離の利用も見られる。かつてはオレンジ色の103系や201系といった国鉄の古い車両が長らく生き残っていたが、2016年登場の新型車両323系に置き換わった。大阪環状線の103系は2017年10月16日に、201系も2019年6月7日に引退済み。
南海本線は、難波駅(なんば駅)と和歌山市駅をはるばる結ぶ、南海電鉄の主要路線。途中の泉佐野駅からは空港線も分岐し、直通して来る。天下茶屋駅(てんがちゃやえき)からは、もう1つの主要路線である高野線も分岐。南海本線は、大阪~和歌山間輸送においてJR阪和線と、空港輸送においてもJR関西空港線と競合している。その上、両路線とも当駅を通る。南海空港線では、青くて丸い顔をした、斬新でかっこいい車体の特急ラピートが特に有名。
和歌山港線は、和歌山市駅から更に先の和歌山港駅まで伸びる。
※和歌山市駅と和歌山駅は別駅。
当駅は、南海電鉄の駅としては線路名上は南海本線のみの駅だが、実際には南海本線と高野線の複線が横に並んだ複々線になっていて、当駅も南海本線のホーム(3・4番線)と高野線のホーム(1・2番線)が別々に設けられている。高野線ホームには、高野線と相互直通する泉北高速鉄道もやって来る(泉北高速鉄道は、高野線の中百舌鳥駅から南下し、和泉中央駅まで伸びるニュータウンの鉄道)。当駅北隣の今宮戎駅(いまみやえびすえき)・南隣の萩ノ茶屋駅(はぎのちゃやえき)は共に、複々線のうち高野線部分のみにホームがあり、高野線のみの駅とされている。つまり、南海本線としては当駅の北隣は難波駅、南隣は天下茶屋駅という事になっている。これらを区別する手段として、南海電鉄では列車種別の「各停」と「普通」を区別していて、今宮戎・萩ノ茶屋に停まる高野線の最下種別を「各停」、これらに停まらない南海本線の最下種別を「普通」としている。その為、一見すると「『普通』が今宮戎・萩ノ茶屋を通過する」という特殊な状態になっている。
※将来、当駅の南海本線からなにわ筋線が分岐する計画がある。
※大和路線の奈良~郡山駅間には将来、「八条新駅」と呼ばれる新駅設置計画がある。しかしこれは、敢えてカッコ書きで「『八条』新駅」と表記されたり、「新」抜きで「仮称は『八条』」と言い切る場面も見られるため、このサイトには載せていない。 ▼関連写真