小田栄新駅(仮称)
最終更新: 2020/06/20
▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
小田栄新(仮称) | おださかえしん | 小田栄 | 神奈川県 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
2016年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る路線
▼備考
駅番号JN53(JR東日本は、2016年8月から駅番号の導入を始めた)。2016年3月26日に、川崎新町駅と浜川崎駅の間に開業した新しい駅。上下線ホームが車道の踏切を挟んで対角線上にあり、離れている。この駅は構想時から「小田栄新駅」の仮称で呼ばれていたが、2015年に正式駅名を「小田栄駅」とすることが決定(新抜き駅は現駅名)。ここは貨物列車が多く通るが、この駅は通過。
ちなみに、南武線や南武支線の前身は南武鉄道という私鉄で、1930年に全通。しかし、ここにはそれよりも前(1918年)から国営(鉄道院)の貨物専用線が通っていた。国営の貨物線は当時、川崎駅から川崎新町・ここを通って、貨物専用の浜川崎駅まで伸びていた。かつての新浜川崎駅(廃駅)に「新」が付いたのもこれによる。当時は八丁畷駅を通らず、川崎駅から直接分岐して南武支線へ合流して来るルートだったが、そのルートは1973年に廃線。今も、その廃線跡が航空写真などから分かる。全体的に滑らかにカーブしたルートで、橋台などの遺構もいくつか残る。かつての線路用地を転用した建物や駐輪場も点在する。
ところで、一度廃線になったこの川崎~川崎新町間の廃線跡を活かして、この区間を「川崎アプローチ線」として復活させる構想がある。最近の南武支線沿線は昔よりも住宅や商業施設が増えて栄えてきたため、ここから直接川崎駅へ行けず一旦尻手駅や八丁畷駅で乗り換える必要がある今の状態は不便。そのため、旅客列車を川崎新町~新八丁畷(仮称、後述)~川崎駅間の川崎アプローチ線経由に変更し、従来の川崎新町~八丁畷~尻手駅間を旅客線としては廃止する構想となっている。川崎アプローチ線は八丁畷駅を通らないが、そのすぐ近くを通るため、これまでの八丁畷駅の代替として、川崎アプローチ線上に新八丁畷駅(仮称)を設ける案もある。但し2020年現在、川崎アプローチ線はまだ検討段階にあり、建設費に見合う需要が見込めるかどうかが議論中のため、建設は決まっていない(建設費が高く、税金の無駄遣いだという反対意見も根強い)。そのため、新八丁畷駅のページはまだ当サイトに載せていない。 ▼関連写真