新がつく駅地図手帖

西新橋三丁目駅(廃駅)


最終更新: 2021/05/25

▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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西新橋三丁目(廃駅)にししんばしさんちょうめ東京都
開業*開業年クリックで、
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1904年1967年

▼この駅を走っていた路線 

運営会社*虫眼鏡クリックで、
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種別*種別名クリックで、
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東京都交通局都電三田線(2系統)×路面電車
東京都交通局都電三田線(37系統)×路面電車
東京都交通局都電三田線(5系統)×路面電車

▼備考 

都電三田線の電停。当初は「愛宕町」電停と言ったが、後に「田村町四丁目」(たむらちょうよんちょうめ)電停へと改称され、その後長らくその名前だった。付近の地名は元々「芝田村町」(「」+「田村町」の意味合い)と言ったため、電停名もそこから取られた。 しかし、都電末期の1965年になると、周辺の住所・地名が「住居表示」という新しい方式(後述)に沿って再編され、ここの住所も「西新橋」へと変更されたため、当電停名もそれに合わせて「西新橋三丁目」電停へと再改称された。北隣には田村町一丁目電停もあったが、それもこの時西新橋一丁目電停へと改称されている。 ※住居表示は戦後に始まった政策の1つで、長い歴史の中で複雑怪奇になってしまった古い地名を再編・整理して現代人に分かりやすくするために、日本全国で大規模に行われている。しかし、それによって消えるべきでない歴史ある旧地名までもが消滅し、忘れ去られてしまうという弊害も起きている。昔の戸籍など古い記録を調べる時に弊害となるだけでなく、旧地名には先人の遭遇した災害が記録されている例もあり、近年はその消滅も問題視されるようになった。その様から、「地名殺し」の異名をも持つ。これを受け、例えば近年の金沢市は、1965年に実施した住居表示によって消えてしまった旧町名を、わざわざ一部復活させたりしている。これは、「分かりやすさ・合理性」(住居表示)を取るか、はたまた「記録性」(旧地名)を取るかのジレンマとも言える。 三田線の線路は1904年に開通したが、1967年に、当電停含む西新橋一丁目以南が廃止され、当電停も廃止。1968年には、残りも廃止された。 都電三田線(みたせん)は、付近の道路(日比谷通り)に沿って南北に伸びていた都電の線路で、日比谷公園~当電停~三田間を結んでいた。その線路を、2系統5系統37系統が通った。 ところで、現在当電停付近には「新橋四丁目交差点」という交差点があり、東西に伸びる新虎通り・環二通りとクロスしているが、都電がここを走った当時は、このような交差点も新虎通りも環二通りも未開通だった。それは、当電停付近の1960年代の航空写真を見ても分かる。これらの道路は、計画自体は昔からあったが、開通は2000年代になってからで、用地買収が難航した結果ここまで開通が遅れた。

▼関連写真 

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