市川新田駅(旧称)
最終更新: 2021/05/02
▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
市川新田(旧称) | いちかわしんでん | | 千葉県 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
1914年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る路線
▼備考
駅番号KS14の、京成本線の駅(京成千原線も直通して来る)。
1914年8月に、京成電気軌道の「市川駅」として開業。押上方面から江戸川付近へと線路を伸ばして来た京成電気軌道は当初、江戸川を渡る手前の西岸に終着の「市川駅」を設けていたが、江戸川を渡る橋が完成し、線路が当駅へと延伸されると、それまでの市川駅は「江戸川駅」へと改称され、入れ替わりに当駅が終着の「市川駅」を名乗った。すぐ翌年(1915年)には「市川新田駅」へと改称され、線路も八幡・中山方面へと伸びたため当駅は途中駅となった。更に1921年になると、当駅は「市川真間駅」(いちかわままえき)へと再改称。
今昔マップ(敬称略)に収録の1917~1924年の地図で、この駅名だった頃の当駅を見る事ができる。歴史的仮名遣いで「いちかはしんでん」とある。また、当時のその地図には、駅の南側一帯に同名の「市川新田」という地名もあった事が分かる(右書きで「田新川市」とある)。これは現在、市川市の「新田」という地名となっている。
当駅には普通列車(各駅停車)だけが停車し、快速や特急などは通過する。しかし、地元からはここにも快速を停めてほしいとの要望が強い。
※2019年の母の日イベントに突如、当駅の駅名標や駅名看板が「市川ママ」に変更された(現場写真)。たまたま駅名にママと読む部分があるのを活かした面白さがあり、その後毎年行われる事になった(但し、翌年は某ウイルスで中止になった)。2021年以降も再び市川ママ駅が誕生し、記念乗車券なども販売された。(個人的には、秩父駅も父の日に「父父駅」とかやったら面白そうではある)
※すぐ南西にはJRの市川駅もあり、JR線が止まると当駅が振替輸送に使われる。京成成田方面で2つ隣には、京成八幡駅もある。
※2015年12月5日から、京急の一部の車両が京成本線(京成佐倉駅まで)に乗り入れるようになった。2010年に一度廃止された乗り入れが、復活する形となる。しかし、京急の車両は快速として来るので、当駅には停車せず、通過してしまう。また、都営浅草線の車両もここを通るが、それも通過する。
ちなみに、当駅周辺地域にて1965年に創業した「真間進学会」という塾が、後に「市川進学教室」へと改称され、これが現在、首都圏でお馴染みの「市進学院」となっている。 ▼関連写真