新田辺駅
最終更新: 2021/03/01
▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
新田辺 | しんたなべ | 田辺(旧称) | 京都府 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
1928年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る路線
▼備考
近鉄京都線の駅。駅番号B16。すぐ向かいに、京田辺駅がある。
近鉄京都線は、京都駅と大和西大寺駅をはるばる結んで南北に伸びる路線。元々は奈良電気鉄道(奈良電)という別の私鉄の路線だったが、1963年に近鉄に合併された。そもそも奈良電は、大軌(現・近鉄)と京阪が共同で設立した会社で、国鉄奈良線(現・JR奈良線、後述)しか存在しなかった京都~奈良間を、私鉄でも結ぼうとして誕生し、1928年に一気に開通していた。国鉄奈良線が巨椋池のあった部分を大きく東へ迂回して遠回りしていた一方、奈良電は巨椋池上に盛り土を築いて直線状に線路を通す事に成功し、これが現在の近鉄京都線の速達性向上にも寄与している。近鉄京都線の殆どの列車は、その先の橿原線(新ノ口駅・橿原神宮前駅方面)や奈良線(新大宮駅・近鉄奈良駅方面)に直通し、京都~奈良間の南北移動を担っている。JR奈良線と競合関係にあるが、近鉄京都線の方が客が多い。また、当駅~木津川台駅付近では、片町線とも並走するようなルートになっている(同じく近鉄京都線の新祝園駅も、並走する片町線の祝園駅と繋がっている)。
近鉄京都線は、竹田駅を境に、京都市営地下鉄烏丸線(からすません)と相互直通運転を行っている。
ちなみに、いす-1グランプリは新田辺駅前の商店街が発祥だという。また、駅名にもなっている立地の京田辺市は、町だった時代、綴喜郡(つづきぐん)田辺町と言った。1997年の市制施行時、そのまま「田辺市」とすると和歌山県田辺市と重複するため、京都府にあることから「京」を付けた現市名になったという。田辺町時代、向かいの京田辺駅は当然「田辺駅」を名乗っていたため、れっきとした新抜き駅だった。そのため、「田辺駅」という駅は今も別の場所にあるが、データ上は京田辺駅の旧称を新抜き駅としている。 ▼関連写真