新がつく駅地図手帖

新習志野駅


最終更新: 2021/04/01

▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
立地*立地名クリックで、
その立地を検索
新習志野しんならしの習志野千葉県
開業*開業年クリックで、
同年開業の駅を検索
廃止
1986年- - - - 年

▼この駅を走る路線 

運営会社*虫眼鏡クリックで、
その会社を検索
路線*路線名クリックで、
その路線を検索
種別*種別名クリックで、
その種別を検索
JR東日本京葉線(JE)普通鉄道
JR東日本[直通]武蔵野線(JM)普通鉄道

▼備考 

駅番号JE12の、京葉線の駅(JR東日本は、2016年8月から駅番号の導入を開始)。ここは京葉線の駅だが、武蔵野線直通の列車も停まる(ここから新八柱駅の方へも行ける)。駅南側には大型店舗やプール・工場地帯が、駅北側には高速道路と住宅団地が広がる。京葉線では、2つ先に二俣新町駅がある。武蔵野線では、2つ先に西船橋駅がある。 当駅には各駅停車しか停まらず、京葉線の快速は通過するが、ホームが3面4線もあり、各駅停車の駅にしてはやたら多くある。普段は両端の1・4番線が使われるが、真ん中の2・3番線の島には主に、京葉車両センターへ入出庫する列車がやって来る。例えば、当駅止まりでその後京葉車両センターへ回送とか、京葉車両センターから出て来て当駅始発、といった列車。これは、構造上、京葉車両センターへの線路が当駅の2・3番線から出るような形で伸びているため。また、一部の各駅停車が当駅で快速の通過待ちをする時にも2・3番線が使われる事がある。1・4番線は京葉線の本線、2・3番線は副本線とも呼ばれる。 ※当駅は習志野市にあるが、新抜き駅の「習志野駅」は船橋市にある新京成線の駅。そもそも、「習志野」というのは船橋市・八千代市・習志野市にまたがる広い範囲を指す地名で、習志野駅もその範囲にある。「習志野市」という市名は、ちょうど「武蔵野」に対する武蔵野市のようなもので、市名と市の範囲自体は一致しない。むしろ、市名の元となった「習志野」という地名は、現在の習志野駅や薬園台駅・自衛隊習志野駐屯地・習志野演習場などのある内陸部一帯に由来があり、習志野市の範囲はそこからだいぶ南へずれている。かつてその内陸部一帯で、明治天皇が日本軍を引き連れて大規模な軍事演習の指揮を執られた際に、軍の立派に訓練する様を見て感動された明治天皇はそこを「習志野之原」と命名され、軍の基地を造るのに相応しい場所とされた。それが「習志野原」となり、実際に日本軍の基地が多く建造された。その後、津田沼の鉄道連隊なども含めた広い範囲を指して「習志野」と呼ばれるようになり、周辺の軍の発展ぶりから、軍の街「軍郷」の異名を持つまでに至った。軍の解散した戦後、習志野原のあった二宮町と、鉄道連隊のあった津田沼町が合併して習志野市が誕生する予定だったが、色々あって二宮町が船橋市との合併を選んでしまったため、肝心の習志野原を殆ど含まない津田沼町だけが習志野市を名乗る事になってしまい、市名と範囲がずれてしまった(但し、厳密には千葉市からの僅かな編入などもあった)。こうして、習志野市の外に習志野駅がある状態が生まれた。今でも自衛隊の施設が習志野原にあるのは、かつての軍郷の名残。 ※当駅と海浜幕張駅のちょうど間辺りの場所には、イオンモール幕張新都心もある。最寄り駅が遠く、鉄道駅(海浜幕張駅や幕張本郷駅など)との連絡には専らバスが使われる。幕張を走るバスの中には車両を2つ繋げた連節バスもあり、名物になっている。今のイオンモールは鉄道アクセスが悪いが、当駅~海浜幕張駅間にあたるイオンモールの目の前に新駅が建設中で、アクセスの悪さは将来改善予定。

▼関連写真 

156-1.jpg

当駅の駅名標。【撮影日:2016/08/21】 追記: 当駅には駅番号(駅ナンバリング)が導入されたため、いつかは駅番号入りの駅名標に付け替えられるかもしれない(撮影日以来ここに行ってないので、替わったかどうか分からない)。駅番号は、2020年の東京五輪を見据えての導入だという。

156-2.jpg

ホームのようす。快速は停車しないが、4番線まである。島式ホームを横に2つ並べたよくある2面4線ではなく、真ん中の2・3番線だけが島式ホームで、それを挟むように両端の1・4番線が片面ホームとなっている。ラッシュ時には、日中は南船橋止まりの武蔵野線直通列車も当駅まで来る。【撮影日:2016/08/21】

156-3.jpg

駅舎。シンプルなデザインだと思った【撮影日:2016/08/21】

156-4.jpg

駅前広場。とても広く、付近は大型店舗が目立つ。【撮影日:2016/08/21】

156-5.jpg

駅前には、巨大な水泳施設もある(写真右。千葉県国際総合水泳場)。【撮影日:2016/08/21】

156-6.jpg

ちなみに、「備考」で触れたイオンモール幕張新都心はこんな施設で、遠目に見ても巨大なのが分かる(写真の端から端まである)。※写真左奥にはコストコもあって、イオンモールの建物の手前に見える。コストコ幕張倉庫店は、イオンモールが出来るずっと前からあそこにあるが、今や三方をイオンモールの敷地に囲まれることになった。イオンモールの客が流れてくるのを狙ってか、実はコストコ会員じゃなくてもあそこのフードコートを利用できるようになったという。【撮影日:2017/01/01】

156-7.jpg

幕張を走る連節バス(撮影場所は、幕張本郷駅の南の方)。連節バス車両には、「シーガル幕張」の愛称も付いているらしい。真ん中の蛇腹で連結され、長い。ハンドルをきると列車のようにそこが曲がる。バスの後部には、車体長が約18mあるので追い越しには注意するよう促す注意書きがある。 このバスは、幕張本郷駅や海浜幕張駅などを結んでいる。特に、幕張本郷~海浜幕張間(新都心・幕張線の幕01系統)は需要が多いにも拘らず、鉄道路線が無いため、バスを連節化する事で大量の乗客をなんとかさばいている。連節バスの登場は1998年で、当時の日本ではまだ連節バスが珍しかったため注目されたという。連節バスを用いたこの形態は現在、「幕張新都心地域BRT事業」(PDF)という事業の1つとされているため、BRTに分類される事もあり、「幕張BRT」とも呼ばれる。しかし、他のBRTのようにバス専用道を走るわけではない。 この写真の車両は連節バスとしては2代目で、まさかのベンツ製(実際にはエボバスという会社が製造したが、ベンツブランドで登場したという)。メルセデス・ベンツ・シターロという車種で、バスの顔にベンツのロゴマークが付いている。更に、2021年3月には、ベンツではなく、国内のいすゞ自動車・日野自動車が開発した3代目の車両も登場した。【撮影日:2017/01/01】

 7件の関連写真。
写真を追加 / ギャラリー