新がつく駅地図手帖

幕張新都心拡大地区新駅(仮称)


最終更新: 2023/07/02

▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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幕張新都心拡大地区新(仮称)まくはりしんとしんかくだいちくしん千葉県
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廃止
2023年- - - - 年

▼この駅を走る路線 

運営会社*虫眼鏡クリックで、
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JR東日本京葉線(JE)普通鉄道
JR東日本[直通]武蔵野線(JM)普通鉄道

▼備考 

駅番号JE13の、京葉線の駅。新習志野海浜幕張駅間に、2023年3月18日に設置されたばかりの新しい駅。元々JE13は隣の海浜幕張駅を指す番号だったが、後から当駅が開業したため、以降は当駅の番号となった。 当駅の開業前の間、JRは長らく「幕張新都心拡大地区新駅」という仮称で呼び、巷では主に「幕張新駅」や、単に「幕張新都心の新駅」「京葉線の新駅」とも呼ばれてきた。仮称の由来となった「拡大地区」は幕張新都心のエリア名の1つで、主に浜田川以西~習志野市側にかけて広がる地区。当駅がまさにその玄関口となる。まず先に海浜幕張駅周辺のオフィス街やベイタウン等の建設がバブルに上手く乗って成功したので、幕張新都心の建設範囲を更に北西へ拡大・追加した事から、こう呼ばれた。ただ、その後はバブル崩壊もあって、拡大地区は長い間だだっ広い更地や駐車場が目立っていた。 しかし、2013年にイオンモール幕張新都心が出来た事で状況が変わった。イオンモールはすぐ脇に京葉線が通るのに駅から遠いため、直結駅ともすべく、当駅設置構想が出た。その後設置が決まると、2021年6月に地元民を対象に正式駅名を決める公募が行われ、10月には当駅名が公募13位の「幕張豊砂駅」(まくはりとよすなえき)に決定。「豊砂」は当駅南側に広がる地名で、イオンモールもそこに立地する。イオンモールの目の前には、豊砂公園という公園もある。但し、駅自体は「浜田」に立地。 公募1位は「幕張新都心駅」だったが、幕張新都心の中心はあくまで海浜幕張駅なので却下された。また、公募2位の「新幕張駅」としなかったのは、元々JR東日本が浦和シリーズのような混乱を避ける傾向を見せている事からも納得できる。更に、敢えて「イオン」を入れない駅名となったのは、特定の民間企業の名前を公的な駅名に入れるのを避けたためと思われる。例えば、当初は「ディズニーランド駅」として開業するはずだった舞浜駅が、ディズニー本社の了解を得られずに現駅名へと変更されたり、「仮称・作新学院北停留場」が「作新学院」という学校法人名を避けた事例もある。駅名公募は当初、高輪ゲートウェイの件があったためあまり期待されていなかったが、順当な駅名となったため、歓迎された。ただ、既に「幕張」が付く駅は多いので、やや混乱もあり得る。本来、「幕張」(古くは「馬加」、まくわり)は現・花見川区側の地区を指す地名だが、美浜区側の方が有名になってしまった。その事情を知らない県外の人にとっては、混乱しやすいのかもしれない。 当駅は請願駅で、周辺の自治体が建設費をどう払うかが議論された。その結果、イオンモールが費用の半分、残りを自治体とJRが払う事で、駅設置が合意(2018年4月)。2020年の夏には遂に工事が始まり、後に駅の完成イメージ(PDF)も公開。 すぐ西にはさくら広場やホームセンター等の施設も連なり、今や周辺にはかなり街が出来ている。更に、老朽化したマリンスタジアムを当駅の徒歩圏内へと移転させる構想もある。 北側一帯には京葉車両センターが広がり、これが内陸側と海側の行き来を分断しているので、当初は駅と一緒に自由通路も設置する構想だった。しかし、費用の問題で開業時の設置は見送られた(将来的な設置は検討中)。当駅設置場所は上り線が高架、下り線が地表を走っているため、ホームもそれに合わせて上下線に高低差のある特殊な構造になった。京葉車両センターは、主に京葉線・武蔵野線を走る車両たちを管理する主要な車両基地。 ※元々京葉線は貨物線として建設され、当初何も無い更地だった周辺には鷺沼貨物駅という巨大貨物駅を作る予定だった(※「鷺沼」(さぎぬま)はここからほぼ真北の内陸、京成津田沼近くにある地名。ここから遠いが、当初は鷺沼が海に面していて、この辺一帯は海を埋め立てたため地名が無く、鷺沼から地名を引っ張ってきたと思われる)。しかし、時代と共に鉄道貨物需要が減ると京葉線は旅客路線へ変更され、鷺沼貨物駅計画も撤回。1986年には、貨物駅予定地の北側を使って津田沼電車区新習志野派出(後の京葉車両センター)が建設され、2013年には予定地の南側にイオンモールが建った。ただ、元々貨物駅をここに作る前提で高架等を作っていたため、周辺の構造物には所々、貨物駅への分岐線のための準備工事が見られる。例えば、当駅~海浜幕張間の海側には途切れた高架があったり、高架の下で線路を立体交差できるような特殊な橋脚が見られる。これらの構造物は、貨物駅頓挫後も、新習志野駅側からしか入れない京葉車両センターに後々海浜幕張駅側からも入れるようにする連絡線用に残された。また、これらは京葉線を後に複々線化しやすくする事も考慮していた。ただ、今となっては複々線化計画も頓挫し、京葉車両センターへの連絡線新設も当分実現しそうにないので、途切れた高架にはとりあえずソーラーパネルが置かれている。

▼関連写真 

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