新古河駅
最終更新: not_specified
▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
新古河 | しんこが | 古河 | 埼玉県 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
1935年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る路線
▼備考
駅番号TN05の、東武日光線の駅。古河駅は茨城県古河市にあるが、この駅は埼玉県加須市(かぞし)にある。しかし、古河市は渡良瀬川を挟んですぐ隣なので比較的近い。昔は、当駅の南隣に、新古河信号所もあったという。
南側から東武日光線を北上する時、当駅は利根川を渡った先にあるため一見すると埼玉県を出たかのように思えるが、加須市は利根川を跨いで南側・北側共に広がるため、当駅に着いた時点では未だに埼玉県区間という事になる。実際に埼玉県を出るのは柳生~板倉東洋大前駅(後述)間。加須市はこいのぼりの生産量が日本一といい、加須市の名物として、毎年5月3日には世界最大の100mの巨大なこいのぼり(ジャンボこいのぼり)が加須市内の利根川の河原で揚げられる。あまりに巨大なため、クレーン車で揚げられる。
ところで、当駅は埼玉県の端っこで、ほぼ真北の渡良瀬川の上には栃木県・茨城県・埼玉県の三県境がある。当駅すぐ東には三国橋(みくにばし)という橋が架かり、渡良瀬川の対岸に広がる古河市街と当駅周辺を結んでいるが、この橋の名前も下野国(現栃木)・下総国(現茨城南西部)・武蔵国(現埼玉)の三国境に由来し、同じ境の事を意味している。この境は昔からあった事が分かる。付近には、足尾銅山鉱毒事件による汚染物質を沈殿させて渡良瀬川の水を綺麗にするために、かつてあった谷中村の集落を強制撤退させて造られた渡良瀬遊水地もある。これは後に洪水対策用にも使われ、1989年には遊水地内に谷中湖も造成された。
※当駅から北西に隣の柳生駅(やぎゅうえき)近くには群馬県・栃木県・埼玉県の三県境もあり、こちらは平坦な地上にあるため観光地と化している。付近に3県境が2つもひしめき合い、その内1つは歩いて行けるという、地理勢的にはかなり熱い場所。群馬県は南東部が細長く突き出しているが、ここの群馬県はその先端部、板倉町にあたる。東武日光線も、板倉東洋大前駅にて板倉へのアクセスを担っている。これは板倉町唯一の鉄道駅でもある。
※ちなみに、昔は東北新幹線の唯一の茨城県駅として古河市内に新幹線駅が出来る予定だったが、地元の反対運動で実現しなかったという。しかし、今になって考えれば、新幹線駅を作っておけば良かったとの声が多い(新駅設置の構想もあるが、実現するか不透明)。駅こそ無いが、今でも新幹線のルートは古河市内を通っている。 ▼関連写真