新がつく駅地図手帖

新桜島駅(予定・仮称)


最終更新: 2021/05/16

▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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新桜島(予定・仮称)しんさくらじま桜島大阪府
開業廃止
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▼この駅を走る予定の路線 

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大阪港トランスポートシステム(OTS)北港テクノポート線普通鉄道

▼備考 

地下鉄中央線の西端はコスモスクエア駅だが、そこから線路を更に北西へ延伸し、夢洲(ゆめしま)まで伸ばす計画がある。夢洲から更に北東へ、舞洲(まいしま)~新桜島駅(仮称)まで伸ばす構想もある。これら新線のうち前者は南ルート、後者は北ルート、2つ合わせて北港テクノポート線(ほっこうテクノポートせん)と呼ばれる。 そのうち南ルート(夢洲以南)にあたる部分が2025年までに開業予定だが、以北(当駅方面)は建設されるかどうかも未定。 夢洲も舞洲も新しい埋め立て地で、舞洲には斬新なデザインの清掃工場など色々建っているが、夢洲にはまだ殆どが更地で何も建っていない。元々これらの島を2008年のオリンピック会場にする予定だったがポシャった為、北港テクノポート線計画もこの時一旦休止された。 しかし、その後2025年の大阪万博が無事決まり、やっと夢洲を活かせるチャンスがやって来た為、南ルートの計画だけがそれに間に合わすべく復活し、「大阪メトロ中央線の延伸」として既に工事が始まっている。 一方、北ルートや当駅の行方は、京阪中之島線や桜島線(JRゆめ咲線)の延伸計画次第で、今後どうなるか分からない。かつては当駅も計画として生きていたが、当駅含む北ルートは2008年に休止されたきり、未だに保留されている。夢洲には万博後にIRを誘致する計画もあるが、これも成功するか分からない。 桜島線の延伸計画は元々、桜島駅で行き止まっている桜島線を当駅まで伸ばし、当駅で北港テクノポート線に乗り換えて舞洲・夢洲方面へ向かうものだった。しかしこの計画も、北ルートの休止と共に行き詰まっている。また、当初の桜島線延伸計画自体にも問題が指摘されるようになった。というのも、当駅を境に乗り換えが発生するのでは、せっかくの桜島線の大阪(梅田)方面へのアクセスの良さが活きない。その為2021年現在では、今後仮に桜島線を延伸するにしても、桜島線を当駅へ伸ばす事はせず、直接西へ伸ばして舞洲・夢洲へ繋げてしまう計画の方が優勢。そうすれば路線の境目を当駅ではなく夢洲にする事ができ、(大阪〜)桜島~舞洲~夢洲間が全て桜島線となる為、乗り換えが無くなる。これが、当駅の存在意義を大きく下げる。ただ、これは建設距離が長い上に某ウイルスの不安もある為、JR西日本は桜島線の延伸自体に慎重で、「万博だけでなくIR誘致まで成功しないと桜島線は延伸しない」との方針。 また、中之島線も当駅まで延伸しようとしたが、その後計画が迷走し、先が読めない。某ウイルスを受けて、JR西日本同様にIR誘致次第としている。近鉄も奈良線~けいはんな線経由で夢洲への直通列車を走らせる計画を進めているが、これもどうなるか読めない。 とりあえず2025年の大阪万博時には、南ルート(大阪メトロ中央線の延伸)だけが開業していて、残りの北ルート・桜島線・中之島線には新線開業の動きは何も無いと思われる。しかし、それだと大阪外から万博へのアクセスが流石に不便な為、JR西日本は代わりに新大阪~大阪~桜島駅間を直通する列車を計画し、桜島~夢洲間のシャトルバスと連携予定。 ※万博時に唯一実現できそうな中央線夢洲延伸ですら、当初の計画通りには行かないと思われる。当初の計画では、夢洲駅の駅ビルは未来都市のようなぶっ飛んだデザイン(PDF)になる予定だったが、流石にそれは無謀で、規模縮小・延期の見込み。 ※北港テクノポート線の計画では、線路や駅など設備の建設は大阪港トランスポートシステム(OTS)という会社が担当するとされる。OTSは過去に中ふ頭~コスモスクエア~大阪港間の建設・運行も担当したが、別会社運行のせいで運賃が上がった為客が少なく、運行は失敗。その後その区間は2005年に運行のみ大阪市営化、今はそのまま大阪メトロ化され、運賃は下がった。ただ、その区間の設備は今もOTSが持つ。運行は別会社に任せ、建設と設備保有・管理だけを担当する点で、OTSは丁度、JR東西線やなにわ筋線における関西高速鉄道、神戸高速線における神戸高速鉄道のような存在。また、OTSの本業は別にあり、物流業。 ※住之江公園~中ふ頭~コスモスクエア間は「ニュートラム」という新交通システムで、東京で言うゆりかもめのような存在。一方、コスモスクエア~大阪港間も新交通システムで建設予定だったが、地下鉄に変更された。周辺は咲洲(さきしま)という埋め立て地で、舞洲・夢洲よりも前からある。舞洲・夢洲・咲洲では「テクノポート大阪」という計画のもと新しい街づくりが行われてきたが、咲洲だけはバブル崩壊前に着手できた為、既に街が出来ている。咲洲のインテックス大阪は東京で言うビッグサイトで、テクノポート大阪は東京で言う「臨海副都心」(お台場、有明など)にあたる。しかし、バブル崩壊後のテクノポート大阪計画は、なにわの海の時空館や大阪WTC(現・咲洲庁舎)、オリンピック誘致、OTS運行などの失敗も抱え、終了。鉄道各社が延伸に慎重なのは、その過去の失敗を知っている為でもある。 ※USJが出来る前、新抜き駅の桜島駅は今とは別の場所にあった。旧駅敷地はUSJの敷地内で、完全に潰されている。

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