新銀座駅(予定・仮称)
最終更新: 2022/11/24
▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
新銀座(予定・仮称) | しんぎんざ | 銀座 | 東京都 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
2040年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る予定の路線
▼備考
臨海地下鉄(都心部・臨海地域地下鉄構想)は、東京の都心部と臨海部(晴海・有明など)を繋ぐ地下鉄として計画されている路線。東京の臨海部(勝どき・晴海・有明など)は、都心から近いにも拘らず、鉄道などのアクセス手段に乏しい事が問題だった。その為2015年辺りから、中央区を中心にこの構想が検討されるようになった。その後長らく、臨海地下鉄は地元民から求められながらも構想段階のままだったが、2022年11月24日になると遂に、東京都が臨海地下鉄を事業化する事が発表され、建設へ向けて動き出した。2030年頃に着工し、2040年代前半の開業を目指す(厳密な開業年は未定の為、データでは一応2040年としてある)。
当駅は、銀座周辺とは言え銀座駅とは別の場所に造られる事から、この仮称が付けられたと思われる。当駅の正確な場所は未定で、位置はおおよそのものだが、このサイトでは上記の発表記事に掲載の図を元に位置を表示している。どちらかというと、銀座駅よりも銀座一丁目駅の方が近い。この場所の地上にはKK線の高架が、地下には丸ノ内線のトンネルが既に通っている。丸ノ内線は比較的初期に建設された地下鉄の為トンネルは浅く、臨海地下鉄のトンネルはそれよりも深い場所に掘られる可能性が高い。また、KK線は将来廃止・緑道化される計画があり、当駅開業時には既に緑道になっていると思われる。
中央区の公式サイトに掲載された、2022年11月発表前の初期の構想案(以下、「初期案」と言う)では、当駅が臨海地下鉄の都心側の起終点駅とされていた。当駅の場所ももっと銀座駅に近かった。しかし、後の2022年の発表時には、東京駅の八重洲側付近を起点とする計画へと変わったらしい。これは、新幹線などとの乗り継ぎも考慮した結果だという。八重洲の地下には既に八重洲地下街や首都高速八重洲線がある為、臨海地下鉄の東京駅はそれよりも更に深い場所に出来ると思われる。
臨海地下鉄のルートは、東京駅を南へ出発後、おおよそ外堀通り・晴海通り南西の地下を通って当駅、「新築地駅」、「勝どき駅」、「晴海駅」を経由した後、晴海運河を越える辺りで環二通りへと移り、「豊洲市場駅」を経由してから環二通りの地下をゆりかもめに沿って進み、最終的に「有明・東京ビッグサイト駅」へと至る。途中、勝どき駅では都営大江戸線と、豊洲市場駅ではゆりかもめの市場前駅と、終点ではりんかい線の国際展示場駅及びゆりかもめの有明駅と乗り換えできると思われる。
※上記駅名は、当駅含めて全て仮称。また、臨海地下鉄には当駅の他、「新築地駅」(仮称)も設置される事が分かる。新築地駅も既存の築地駅及び築地市場駅とは違う場所に出来る為、仮称に「新」が付いたと思われる。しかし、これもあくまで仮称にすぎず、このサイトでは一応当駅(新銀座駅)を臨海地下鉄の代表として載せる事にしている。もし正式駅名もそのまま「新築地駅」となれば、このサイトにもそのページを新設する。
※初期案では、豊洲市場駅(仮称)は「新市場駅」という別の仮称でも呼ばれていた。初期案が出た当時はまだ豊洲市場が未完成で、豊洲市場自体が「新市場」と呼ばれていた為と思われる。また、初期案では「新国際展示場駅」という仮称も使われていた。初期案は事業化決定前だった事もあり、今以上に未定事項が多く、非常にアバウトなものだった。例えば、初期案では勝どき駅と晴海駅を1駅にまとめるか2駅に分割するかも未定で、まとめて「勝どき・晴海駅」との仮称で呼ばれる事もあった。今回の発表で、分割される事が決まった事になる。晴海にはタワマンが大量に建っているにも拘らず鉄道駅が皆無だった為、晴海の住民にとって悲願の鉄道駅がようやく誕生する。
臨海地下鉄には、他線との直通構想もある。初期案では新東京駅経由でつくばエクスプレス(TX)と直通するとの構想もあったが、2022年発表の計画内容ではそれについて一切触れられておらず、不明点が多い(TXとの接続駅を新東京駅から東京駅八重洲側へと変更したのか、それともTXとの直通自体を撤回したのかすら不明)。代わりに、羽田空港アクセス線臨海部ルートとの直通案が盛り込まれた。羽田空港アクセス線のうち、臨海部ルートはりんかい線の線路へと直通する計画となっており、国際展示場駅で臨海地下鉄と線路を繋げれば、直通できる。しかし、臨海部ルートは羽田空港アクセス線の他のルートに比べて優先度が低い為、そことの直通もあくまで将来の目標とされる。
そもそも2022年の発表は、臨海地下鉄を積極的に求めている地元の当事者のはずの中央区が殆ど介入できずに、都側で一方的に進められた節があるらしい。中央区としては、2040年代開業はあまりに遅く、TX直通の話が無いのもおかしい、としている。
※ところで、臨海部にはもう1つ、アクセスを良くする新線がある。新橋駅・虎ノ門ヒルズと臨海部をBRTで結ぶ計画で、東京オリンピック2020の選手村のアクセスを良くするのが主な目的。オリンピック後は選手村が民間人用のマンションになり、新しい街(晴海フラッグ)になる為、その後も路線網を伸ばし、地域の足になる予定。この東京BRTは2020年10月1日に既に部分的に運行開始していて、環二通りを走り、臨海地下鉄よりも西寄りのルートを取っている。ただ、BRTとは言え今の所バス専用道が無い為、ただの路線バス状態。普通のバスと違うのは連節バスが導入されている点だが、連節でない車両も交じっている為、BRTらしさは殆ど無い。専用道無しの連節バスという点では、幕張のものに似ている。実は両方とも京成バスが運行に関わっている。 ▼関連写真