新がつく駅地図手帖

新船橋駅


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▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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新船橋しんふなばし船橋千葉県
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廃止
1956年- - - - 年

▼この駅を走る路線 

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東武鉄道野田線(東武アーバンパークライン)(TD)普通鉄道

▼備考 

駅番号TD34の、東武野田線の駅。東武野田線には、「東武アーバンパークライン」という愛称がある。 戦前からここへの駅誘致計画はあったというが、戦後に駅前に硝子会社(旭硝子、現・AGC)の工場が進出して来た事がきっかけで、当駅設置が遂に実現したという。その後は日本建鐵など他の企業の工場も建ち、当駅は工場地帯の玄関口として機能した。1990年頃の航空写真には、当駅周辺が工場地帯だった様子が写っている。 しかし、今やその工場群は撤退し、日本建鐵の工場跡地(当駅西側)にはイオンモール船橋(船橋イオン)が建っている。当駅はそのモールと直結しているため、駅の役割を新たにしている。駅を挟んで反対側(東側)にあった旭硝子の工場跡地も再開発され、2013年にはそこに森のシティという巨大なマンション群も出来た。森のシティは、エコな街として賞も取ったらしい。 船橋駅(新抜き駅)はすぐ南隣の駅で、東武野田線の終点。一方、起点は大宮駅だが、そこまでの直通列車はほとんど無い(新柏駅のページ参照)。 東武野田線は沿線が宅地化で発展したが、未だに単線区間が一部残っている。それがボトルネックとなり、2019年時点では、完全複線化の完了した春日部以西でしか急行運転ができなかった(急行と名のつく電車も、春日部以東では各駅に停まっていた)。しかし、東側も運河駅以東はある程度複線化が済んでいたので、残る逆井(さかさい)~六実(むつみ)間の複線化工事(公式PDF)も進められ、その区間の工事は2020年に完了した。新たに出来た複線区間を活かし、2020年3月14日以降は、運河~流山おおたかの森~柏~新鎌ヶ谷~船橋間でも急行運転が実現している。当駅も今回新たに追加された急行運転区間にあるが、終点船橋が近いため、長らく急行も停まっていた当駅には今後急行は停まらず、通過駅になる。それどころか、急行は船橋〜新鎌ヶ谷間ノンストップなので、かなり速達性が上がる。 ちなみに、当駅~船橋駅間近くに東葉高速鉄道の東海神駅(ひがしかいじんえき)があるが、乗り換えはできない。 ※東葉高速鉄道は、西船橋から東の方のニュータウン(千葉県八千代市など)を通り、東葉勝田台駅へ伸びる路線。西船橋以西は東京メトロ東西線と直通。元々は営団地下鉄(現・東京メトロ)東西線の延伸という形になるはずだったが頓挫し、別会社が運営する事になった。建設費が膨れ上がるなどしたため、北総線と並んで運賃が高い事で知られ、「東葉高額鉄道」と揶揄される事もある。東海神~飯山満(はさま)駅間には将来「船橋新駅」を作る構想もあるが、この仮称を使うサイトは2022年6月時点でリンク先の1つだけ、その後やや増えたもののやはりごく少数であるため、このサイトには載せていない。「海老川新駅」「夏見駅」との仮称も稀に見られるが、単に「新駅」と呼ばれる事の方が圧倒的に多い。 また、1929~1934年までの短い間、現・東武野田線の船橋駅(当時は総武鉄道という別会社)から京成の海神駅まで、海神線という連絡線が通っていたらしい。海神駅で京成との乗り換えに使われるのを想定したが、あまりに需要が無くすぐに廃止されたという。その廃線跡は今も道路として大部分を辿れる。 ※東武野田線の前身である上記の総武鉄道は、総武本線の前身である同名の総武鉄道とは時代の異なる別会社で、無関係。

▼関連写真 

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新船橋駅のホームと駅名標。相対式ホームの高架駅。この日、新鎌ヶ谷駅からここへ来た【撮影日:2016/09/25】

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当駅を発車する、船橋行き。写真は、10030系という車両。【撮影日:2016/09/25】

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改札階。元々ここに駅は無く、船橋駅の次はいきなり塚田駅だったという。そして、当駅が開業した1956年当時は地上駅だったが、1980年に高架化された。この改札階は、高架橋のコンクリート構造がよく見える。【撮影日:2016/09/25】

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改札を出た所。イオン直結。【撮影日:2016/09/25】

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新船橋駅舎。典型的な高架駅という感じ。【撮影日:2016/09/25】

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駅前に広がる、森のシティというマンション群。道や街路樹やベンチや建物などのデザインが現代的に洗練され、綺麗。イオンと同じく、ここも駅直結。【撮影日:2016/09/25】

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東武野田線を走る車両の中で一番古い、東武8000系。野田線の他の車両(60000系10030系)は銀色が多いが、これは白い。2013年まではこれが主力だったが、今は他の車両に座を奪われつつある。撮影は、終点の船橋駅(新船橋のすぐ隣)。【撮影日:2016/09/25】 ところで、この写真に写っているホームドアは東武鉄道初のホームドアで、2014年に設置された新しいもの。後に柏駅でも導入され、東武野田線は東武線内でも先駆けてホームドアが設置された路線となった。

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