新がつく駅地図手帖

新水俣駅


最終更新: 2022/04/22

▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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新水俣しんみなまた水俣熊本県
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廃止
2004年- - - - 年

▼この駅を走る路線 

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JR九州九州新幹線高速鉄道
肥薩おれんじ鉄道肥薩おれんじ鉄道線(OR)普通鉄道
JR西日本[直通]山陽新幹線高速鉄道

▼備考 

九州新幹線と肥薩おれんじ鉄道の駅。九州新幹線の、水俣へのアクセス駅として設置された。九州新幹線では、北隣に新八代駅もある。南に3つ先には、九州新幹線の終点の鹿児島中央駅がある。九州新幹線は全体的に、「新」が付く駅が多い。 肥薩おれんじ鉄道線の区間は元々JR九州の鹿児島本線だったが、九州新幹線(鹿児島方面)の開業時にJRから経営移管された。水俣駅までは、肥薩おれんじ鉄道線で1駅。経営移管後、おれんじ食堂などの観光列車を走らせるなどして、観光にも力を入れている。 ※但し、当駅の在来線ホームは鹿児島本線時代には無く、九州新幹線・肥薩おれんじ鉄道開業(2004年)と同時に在来線ホームが誕生したため、当駅の在来線は駅開業当初から肥薩おれんじ鉄道区間であり、鹿児島本線だった時代は無い。当駅の場所には元々1968年開業の初野信号場があったが、在来線ホーム設置時に「信号場」から「駅」へと昇格された形になる。 実は、肥薩おれんじ鉄道線は鹿児島本線時代に既に電化されているが、肥薩おれんじ鉄道では気動車(非電化路線をエンジンで走る車両)が使われている。何故そんな時代に逆行するような事がされているかというと、交流電化のこの区間において、交流対応車両の維持費が高くつくからだという。経営がそこまで快調ではない肥薩おれんじ鉄道にとって、出費はできるだけ抑えたいため、交流車を走らせない事にした。つまり、架線柱などの電化設備が折角あるのに、そこを気動車が走っている事になる。まるでかつての黒磯~新白河間。また、道南いさりび鉄道えちごトキめき鉄道も同じく、電化済み区間に気動車を走らせている。ただ、電化設備が完全に無駄になっている訳ではなく、これらは貨物列車にとっては重要な区間なので、JR貨物がこれらの線路を通る時は、ちゃんと電化設備を使って電気機関車を牽引して来る。 ちなみに、水俣駅からは1988年まで山野線が分岐していたという(南東の栗野駅まで伸びていた)。水俣市内の廃線跡は、自転車歩行者専用道になっている。 ※肥薩おれんじ鉄道線では、2019年10月に駅番号(駅ナンバリング)と路線記号が導入され、当駅にはOR12の駅番号が付いた。 ※2020年7月4日の豪雨で肥薩おれんじ鉄道線が被害を受け、八代~当駅~出水間が不通となった。この日は九州の広範囲で度を越した豪雨が降り、くま川鉄道なども被害を受けた。その後、肥薩おれんじ鉄道線は復旧工事が進み、同年8月に部分復旧、3ヶ月後の11月1日には無事全線復旧を果たした。復旧に前後してデビューしたばかりのJR九州の特急「36ぷらす3」は、運行区間に肥薩おれんじ鉄道線も含まれているため、今後の賑わいも期待される。 この特急は787系を改造したもの。787系は、肥薩おれんじ鉄道線がまだ鹿児島本線だった頃に特急「つばめ」などとしてよく線内を走ったJR九州の電車。気動車化された肥薩おれんじ鉄道線内に久しぶりの旅客車復活という意味でも、特急「つばめ」廃止後長らく特急が無かったこの区間に特急が復活したという意味でも、多くの人々から歓迎されている。787系は水戸岡鋭治氏が車体や内装のデザインを担当した事でも知られる。彼は1988年にアクアエクスプレスという列車のデザインを担当して以降、JR九州の多くの車両デザインを担当するようになり、「JR九州と言えば豪華な特急」というイメージにも貢献した。787系は特に高い評価を受け、彼の知名度を上げた初期作だが、36ぷらす3も同じ彼によるもので、自分自身の過去作をリメイクする意気込みで造られた。

▼関連写真 

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