新がつく駅地図手帖

新根古屋信号場(仮称)


最終更新: 2024/07/07

▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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新根古屋(仮称・信号場)しんねこや根古屋(廃信号場)千葉県
開業*開業年クリックで、
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廃止
2010年- - - - 年

▼この信号場を走る路線 

運営会社*虫眼鏡クリックで、
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路線*路線名クリックで、
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種別*種別名クリックで、
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京成電鉄成田空港線(成田スカイアクセス線)(KS)普通鉄道
京成電鉄[直通]押上線(KS)普通鉄道
京成電鉄[直通]本線(KS)普通鉄道
京浜急行電鉄[直通]本線(KK)普通鉄道
東京都交通局[直通]都営地下鉄浅草線(A)地下鉄

▼備考 

京成成田空港線(成田スカイアクセス線)の信号場で、正式名は「根古屋信号場」。線路はすぐ西で東関東自動車道の高架の下をくぐり、クロスしている。ここには線路が3本並んでいるが、北側の線路はJRのもので、当信号場とは無関係。真ん中の線路が当信号場の本線で、南側の線路が退避などに使われる副本線。 成田空港線のこの付近は単線区間が長い(なぜ単線なのかは後述)ので、対向列車との交換(すれ違い)・退避(追い抜かれ待ち)などの為にこの信号場が必要になった。元々近く(東関東自動車道の高架を挟んで西の向かい)にあったJRの同名の「根古屋信号場」は廃止され、JR側はその代わりとなる信号場(堀之内信号場)を別の場所に作っている。JR時代の根古屋信号場と区別する為に、開業前のここはこの仮称で呼ばれていたという(新抜き名はJR時代の廃信号場だが、現信号場名でもある)。 成田空港線は、東京と成田空港のアクセス改善の為に2010年に開業した路線で、愛称は「成田スカイアクセス線」。印旛日本医大駅止まりだった北総線の線路を東へ延伸させ、北印旛沼付近・成田ニュータウン北端付近(成田湯川駅)を経由し、当信号場のある成田新幹線用地(後述)へと繋げる事で開通した。区間は京成高砂駅~成田空港駅間で、多くの列車が京成上野駅や京急線・都営浅草線などからも直通して来る。大部分で、北総線の線路を借りて運行される(運営は京成電鉄だが、施設は複数の会社が所有)。この路線ではスカイライナーという列車が最も優等で、最高速度が在来線最高速の160km/h。成田湯川駅などでその通過が見られ、車両はAE形。他に、アクセス特急という列車も走る。 高速通過が見られる成田湯川駅は、一般的な新幹線駅と同様に通過線と待避線に分かれた構造をしている。そして、その分岐部には新幹線用の分岐器が使われていたり、青(正式には緑)2つで「高速進行」を表示できる6現示6灯式信号機(6つのライトを使って6種類の現示に対応した信号機)が設置されていたりする。 元々この辺りは成田新幹線のルートとして作られたが、その計画が頓挫してからJRと京成が転用し、JR成田線の空港支線と並んで走る事になった。この辺りの単線区間が長いのは、軌間の違いで共用できないJRと京成が、複線用地のうち1線ずつを使っている為(単線並列)。成田新幹線は東京駅と成田空港を新幹線で結ぼうとしていた昔の計画で、途中、千葉ニュータウンや土屋駅も経由する予定だった。頓挫しなければ、関東7都県で唯一新幹線の通らない千葉県にも新幹線が走った事になる。イオンモール成田(西の方、土屋)のすぐ脇には、成田新幹線用に作られた高架の遺構も残る。1980年代の航空写真には、まだ成田新幹線用として建設中だった高架や線路用地も写っている。当時の高架は土屋付近で途切れている。また、北総線の千葉ニュータウン中央~印旛日本医大間北側のソーラーパネルの並ぶ空き地も、元は成田新幹線用地だった(但し、白井付近の空き地は北千葉線という別の未成線用地で、無関係)。しかし、計画されていた新幹線での所要時間は最速30分で、現在のスカイライナーの日暮里~成田空港間38分と数分しか違わない為、事実上スカイライナーが成田新幹線の機能を充分補っており、成田新幹線の生まれ変わりとも言われる。 アクセス特急に乗って成田空港に向かうと、対向車のスカイライナーや別のアクセス特急とのすれ違いなどの為に、当信号場で暫く停車する事が多い。駅でもない場所で暫く待たされるので不便に感じる人もいるが、単線なので仕方ない。 ※印旛日本医大以西のこの区間(当信号場含む)は、160km/hのスカイライナーがひっきりなしに走る為、その合間を縫って走るアクセス特急も、スカイライナーに追い付かれないようにそれ相応の速度(120km/h)で走らねばならない。故に、ここを走れるのは120km/hで走れる性能を持った京急や京成の一部車両に限られ、長らく都営浅草線の車両がここへ来る事は無かった(長らく主力だった都営浅草線の5300形が、120km/hを出せなかった為)。しかし、後に登場した新型車両の5500形は120km/hに対応しており、2022年2月のダイヤ改正で遂に都営浅草線の車両がここを走る事が解禁された。 ※鉄道業界では、信号の青(緑)を「進行」、赤を「停止」と呼ぶ。黄色は、複数のライトの組み合わせ次第で、制限が緩い順から「減速」「注意」「警戒」の意味を示す。そして、鉄道信号にも色んな種類があり、停車場(駅・信号場・操車場などの総称)に停まっている列車が出発してもよいかを示す「出発信号機」、停車場内に列車が進入してもよいかを示す「場内信号機」、閉塞区間に入ってもよいかを示す「閉塞信号機」などがある。よく聞く「出発進行」というのは、「出発信号機が『進行』を現示している」、つまり「出発信号機が青になっている」という意味。「高速進行」は、「進行」よりも更に1段階上の現示。

▼関連写真 

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