▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
新十津川(廃駅) | しんとつかわ | 北海道 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止*廃止年クリックで、 同年廃止の駅を検索 |
1931年 | 2020年 |
▼この駅を走っていた路線
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JR北海道 | 札沼線(学園都市線)× | 普通鉄道 |
▼備考
▼関連写真
新十津川駅舎。トタン屋根の小さな駅舎で、(多分ストーブ用の)煙突がある。ただ、今はストーブは点けないという。2020年5月に無くなると知って惜しく思い、人生初の北海道旅行に出た。3月の終わりでも、雪掻きで雪が高く積まれている。駅舎入口には、「新十津川町観光案内所」と書かれた看板が立っている。【撮影日:2019/03/22】
駅前の様子。駅前には、寺子屋という飲食店?(カフェ?休み処)があった。駅前通りがまっすぐ伸びる。右手には、空知中央病院というやや大きな病院が建っている。ここは新十津川町の玄関口で、近くには町役場もある。この先に大きな川(石狩川)があって、川の向こうは滝川という別の街。付近の鉄道は、滝川を通る函館本線がメインのため、この駅は殆ど使われず、バスで滝川駅まで向かう人が殆ど。そのため、駅前でも静か。 1日1本の列車でここへやって来た観光客も、ここで降りると同じ駅から帰れないため、乗って来た列車の折り返しで戻っていくのが殆どだった。自分はこの町を放浪してから滝川まで行くつもりだったが、時間が押してたのでやむなく一緒に折り返すことにした。【撮影日:2019/03/22】
新十津川駅舎の中。左が駅前、右がホーム方向。駅員室だった場所では、グッズ販売などが行われていた。これが、新十津川町観光案内所のよう。数々の掲示たちが、この場を元気づけている。顔をはめるインスタ枠もある。1日1本しか列車が来なくなった今、もはや一般の通勤通学客の利用は殆ど無く、その代わりにその1本の列車が来る20分程の間だけ、観光客でどっと賑わう。そのため、この窓口に並ぶのは切符の購入客ではなく、グッズ目的の客だった。本来とは違う使われ方をする窓口に不思議を覚えた。【撮影日:2019/03/22】 追記:この観光案内所は5月の当駅廃止後も暫く営業していたが、当駅の開業記念日にちなんだ2020年10月10日に、遂に営業終了してしまった。
ホームへの扉の上の、時刻表や運賃表。「1日1本」と言葉で何度聞くよりも、これを目で見た方が何倍もインパクトがある。10:00、石狩当別行のみ。※上記で9時台と書いたが、1日1本になって以降、その珍しさから逆に当駅の利用者が増えたため、2018年のダイヤ改正で、折り返し発車までの時間を20分遅らせて当駅を散策する時間を充分確保できるように変更されたという。【撮影日:2019/03/22】 石狩当別は札沼線の主要な途中駅。唯一のこの列車に乗っても、札幌まで行けない。昔は直通があっただろうけど、今は乗換が必須。ここまでスッカラカンな時刻表は、(路線バスでは見たことあるが)鉄道では初めて見た。 運賃表も見ると、札幌まで1600円以上かかる。それもそのはず、ここは札幌からかなり遠く、どちらかと言うと旭川の方が距離的には近いくらいの場所。 ※石狩当別駅は、当別町の要望を受けて2022年3月12日に「当別駅」に改称された(PDF)。同時に、石狩太美駅も「太美駅」に改称され、更に太美駅の西隣に「ロイズタウン駅」も誕生。当駅廃止後も、札沼線は構わず変わっていく。
「国有鉄道線路図」なるものが、駅舎の壁に貼られていた。年代物と思われる。かつて北海道中に張り巡らされた国鉄路線網も、しっかり載っている。札沼線も、石狩沼田まで繋がっている。北海道はかつて炭鉱に支えられた都市や鉄道があまりに多く、戦後の閉山ラッシュや過疎化などの影響をもろに受けてしまったためか、日本の中でも特に廃線が多い地域となってしまった。広尾線、天北線、美幸線、興浜北線、興浜南線、名寄本線、池北線、湧網線、深名線、羽幌線、標津線、士幌線、胆振線、江差線、松前線、瀬棚線、白糠線、岩内線、手宮線、幌内線、万字線、歌志内線、富内線、根北線、相生線…国鉄路線に限っても、きりが無いほど沢山の廃線がある。今は無き路線が多すぎる。【撮影日:2019/03/22】
観光案内所で買ったグッズ。【撮影日:2019/03/22】 真ん中は、到達が難しい当駅に来た証として、希望すれば記念に貰える終着駅到達証明書。通し番号が付いてるのが、実感を湧かせる。自分のはNo. 018486で、18486人目ということらしい。 右は、「わがまちご当地入場券」という記念の券。ただ、この入場券は2019年9月に販売が終了したという。左のホーロー駅名板は、磁石。帰った後部屋に貼った。ホーロー駅名板は、国鉄時代を感じさせるレトロな雰囲気があり、惹かれる。ググるとホーロー駅名板シミュレータというのが見つかる。それくらい、ファンが多いのだろう。※本物はこれ。
新十津川方面からやって来た上り列車の運転席から、手に丸い輪っかを持った人が現れ、それを対向車の運転席へ持ち込む姿が見られた。この輪っかがスタフ。これが見られるのは、上記の通り、日本で数ヶ所しか無い【撮影日:2019/03/22】
新十津川から戻り、札幌へ向かう途中、非電化・電化区間の境目の駅に着いた所(北海道医療大学駅)。将来は、ここが終着駅になってしまう。ここで、電車に乗り換えた。左手前が、さっきまで乗っていた気動車のキハ40系。右奥で乗り換え客を待っているのが、電車の721系。この後それに乗り、新琴似駅を目指した。【撮影日:2019/03/22】