新潟駅
最終更新: 2023/03/18
▼この駅について
| 駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、
その立地を検索 |
| 新潟 | にいがた | | 新潟県 |
| 開業*開業年クリックで、
同年開業の駅を検索 | 廃止 |
| 1904年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る路線
▼備考
新潟市の玄関口で、上越新幹線の終着駅。1958年までは、付近の線路は今より北に大きく迂回するルートだったという。その当時は、当駅も今より北西あたりの場所（新潟東映ホテルというホテル辺り）にあった。
当駅在来線ホームは長らく地上だったが、2012～2021年度にかけて高架化工事中（一部は完了）。更に、高架化に合わせて、駅舎や駅前広場・バスターミナルなども一気に新しいものに建て替え中で、全体の工事は2023年度まで続く。高架化で上越新幹線(後述)のホームと在来線のホームが同じ高さに並んだのを活かし、新幹線と在来線の直接乗換改札をホーム上に設け、すぐさま対面乗り換え(同一ホーム乗り換え)ができるようにもなった。そうする事で、新幹線から白新線・羽越線方面への乗り継ぎを短時間で楽にする効果も出ている。
普通、「1・2番線は○○線、3・4番線は××線ホーム」のように、ホームごとにやって来る路線が大体決まっているのが一般的だが、新潟駅の在来線ホームはそれが決まっておらず、列車がやって来るたびにその都度番線が変わるという。つまり、どのホームからもどの路線も発車しうる。その為、番線案内表示には全て単に「在来線」と書かれ、これがあまりに大雑把だと県外の人々の間で話題になった。
白新線では、隣に東新潟駅もある。白新線は、ここから新発田駅まで伸びている。越後線では、西の方に新潟大学前駅もある。信越本線では、南南東の方に新津駅もある。
上越新幹線は、大宮駅で東北新幹線から分岐し、途中、高崎・越後湯沢・長岡などを経由して、当駅まで伸びる新幹線。大宮～東京間へも直通する。雪対策のため、線路脇には融雪用の水を撒くスプリンクラーが設置されている。新幹線の中でも1982年開業とそこそこ昔からあり、北陸新幹線が出来るまでの間、上越新幹線とほくほく線が連携して関東～北陸間連絡を担った事もある。上越新幹線で東京から越後湯沢まで来た後、直通して来るほくほく線に乗り換え、残りは160km/hで爆走する特急「はくたか」で北陸まで運んだ。北陸新幹線開業後は、ほくほく線のこの役割が終わった為、はくたかは引退している。
上越新幹線の途中、越後湯沢駅からはガーラ湯沢支線も分岐。短い支線で、新幹線と言えど支線内はゆっくり走る（この支線は正式には上越線扱いだという）。冬の観光シーズンの間のみ使われる支線で、スキー場直結のガーラ湯沢駅まで伸びている。これは、新幹線でスキー場へ向かうというユニークな発想から、1990年に生まれたもの。
上越新幹線では2001年以降、全車両が2階建てのE4系（「MAXとき」「MAXたにがわ」として運行）が走ってきたが、2018年度からそれがE7系（北陸新幹線でも使われる新しい車両）に順次置き換えられ、2020年度中にE4系は引退してしまうと言われた。ただ、2019年の台風19号による千曲川の決壊で北陸新幹線の車両基地が水没し、北陸新幹線用のE7系が多く廃車になって車両不足に陥ったため、上越新幹線用に充てる予定だったE7系が北陸新幹線へ回され、その分、置き換え予定だったE4系の運用は約1年延長された。それでも2021年10月には遂に引退を迎え、これをもって2階建て新幹線は日本から全廃されたため、惜しむ声も多い。
整備新幹線含め、他の新幹線の多くが260km/h以上での運転の中、上越新幹線は長らく最高速度が240km/hに抑えられてきた。これはE4系（及び上越新幹線内のE2系）が240km/hまでしか出せなかった事によるもので、2021年10月のE4系引退、2023年3月のE2系引退によってE7系への統一が完了すると、上越新幹線の最高速度は遂に275km/hへと引き上げられた。ただ例外的に、更に昔の200系が走った時代に、上越新幹線のトンネル内の下り坂を使い、スペック以上の275km/hを出していた事がある。
ところで、新潟県中越地震時、あまりに激しい揺れで走行中の上越新幹線の200系が脱線した事がある。営業運転中の新幹線の脱線は新幹線史上初だったが、死者も怪我人も出ずに済んだ。その後、対策工事もされた。
※将来、上越新幹線を新潟空港まで延伸する構想があるらしい。 ▼関連写真