しんざ駅
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▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
しんざ | しんざ | | 新潟県 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
1997年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る路線
運営会社*虫眼鏡クリックで、 その会社を検索 | 路線*路線名クリックで、 その路線を検索 | 種別*種別名クリックで、 その種別を検索 |
| 北越急行 | ■ほくほく線 | 普通鉄道 |
▼備考
北越急行ほくほく線の駅。「新」の字を含まないが、駅名の由来となった周辺の地名が「新座」(しんざ)なので、この駅を載せた。漢字にすると埼玉県の新座駅と重複し、「新」を付けて「新新座」にするのも「新」が重複して変なので、平仮名になったと思われる。
北越急行ほくほく線は、六日町駅と犀潟駅(さいがたえき)を結ぶ路線。運行範囲は主に六日町以南の上越線越後湯沢駅、犀潟以西の信越本線直江津駅まで直通し、実質的には直江津~越後湯沢間を結んでいる。まだ北陸新幹線が無かった頃(1997年)に、首都圏から北陸へのアクセスルート(上越新幹線経由)として開業した。付近は山深く、長大トンネルが多く掘られた。中でも鍋立山トンネルの掘削は世界的な難工事と言われ、これを切り抜けた技術の高さは今でも多くの称賛を得ている。ほくほく線は新幹線の補助的役割もある事から、後にスーパー特急化する可能性も考慮し、非常に真っ直ぐで高規格な線路が作られた。これが、当時在来線最高速の160km/h運転を実現可能にした。
160km/h運転の特急は「はくたか」として有名になったが、北陸新幹線が出来てからその役目を終え、今では160km/h運転をする列車は無くなってしまった。ただ、駅間が長く線形も良いことから、特急料金不要な各駅停車や快速(「超快速スノーラビット」など)でもかなりの速度を出すので、「特急料金の要らない列車の中で表定速度(平均速度)が日本最速」という称号も持っている。当駅東隣の美佐島駅では、地下ホームの高速通過のあまりの危険さから、ホームを扉で封鎖するという異様な名所もある。はくたかが走っていた頃は特に、通過警告音や空気の漏れる音などがホラーだと言われていた。
はくたか引退後のほくほく線では、地域輸送に徹する以外に何か目玉をと、10km/h以下の超低速で走る「超低速スノータートル」というイベント列車が走っている。いつもは約1時間で済む線内を、4時間以上かけて走破する。これによっていつもと違う雰囲気が楽しめるほか、途中下車してトンネル内を見学できるなど、内容は充実している。はくたかがいなくなり、強みが無くなった状況を逆手に取ったこの斬新な列車は話題になり、今ではほくほく線を代表する人気列車となっている。他に、トンネルの多さを活かして天井に映像を投影する「ゆめぞら」等も走る。
※ちなみに、今の在来線最高速は同じく160km/h運転のスカイライナー(京成電鉄)。
※ほくほく線の列車にはごく一部、直江津から更に先の妙高はねうまラインまで直通し、新井駅まで行くものもある。 ▼関連写真