京急新子安駅
最終更新: not_specified
▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
京急新子安 | けいきゅうしんこやす | | 神奈川県 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
1910年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る路線
▼備考
駅番号KK32。京急本線の駅。JR京浜東北線の新子安駅が隣接する。実は、JRの新子安駅よりも当駅の方が古くからあり(1910年開業。現・新子安駅は1943年開業)、元々「新子安」を名乗っていたのも当駅だった。しかし、後に国鉄(現・JR)が強引に同名の駅を作ったため、ここは後に「京浜新子安」、「京急新子安」と駅名が変遷した。旧駅名に付いた「京浜」は、京急の前身である京浜電鉄の事。当駅はホームが狭く、快特の高速通過(約120km/h)が間近で見られるが、やや危険。新抜き駅は、横浜方面で隣。その更に隣は神奈川新町駅。
※1966年までは、すぐ近くに横浜市電の新子安電停(廃電停)もあった。
※1910年開業の当駅の歴史は古く、もしも当初の駅名「新子安駅」を現在も保っていられたとしたら、新伊勢崎駅と同率で日本最古の現存「新○○駅」だった事になる。非常に惜しい。
京急本線は泉岳寺駅と浦賀駅を結ぶが、途中で沢山の路線が分岐する。京急蒲田駅からは空港線、京急川崎駅からは大師線(小島新田駅もある)、金沢八景駅からは逗子線(逗子・葉山駅もある)、堀ノ内駅からは久里浜線(新大津駅もある)が分岐。
※京急川崎駅の京急本線ホームには長らく、全国でも珍しくなったパタパタ式案内表示機(反転フラップ式案内表示機)が残っていた。時代が進むとLEDや液晶(LCD)への交換が全国で進んだが、節電に効果的という長所もある。このパタパタに含まれていた「新逗子」の表示は、ちゃんと改称後の「逗子・葉山」へ対応していた。パタパタはアナログ感が良く、ファンのために残してくれていたのかもしれない。しかし、遂にこのパタパタは2022年2月に撤去されてしまった。
ちなみに、京急にはドレミファインバータと呼ばれる機械を搭載した車両が数多くあった。ドイツのシーメンスという会社製のインバータで、音階を奏でて発車する名物だったが、数年かけて徐々に新しい機器に更新されていき、遂に2021年夏の引退が発表された。その後、7月20日には実際に引退してしまった。「ドレミファ」に因んでか、京急検定という企画のキャラとしてけいきゅう♪ドレミたんという可愛いキャラもいた。ただ、後に登場した公式キャラのけいきゅんに押され、最近はあまり見ない。
※インバータは、交/直流電源を、自在な周波数の交流電源に変換できる機器の名前。そのうち、周波数だけでなく電圧も自在に制御できるインバータは「VVVFインバータ」と呼ばれる。一般的な電車は交流モーターで走っているが、交流モーターの回転を制御するのにVVVFインバータが向いているので、電車に搭載されることが多くなった。電車が加減速する時、この機器から独特な音がする。昭和の古い車両などにはあまり使われておらずモーター音だけがするが、都市部の新しい車両とかでは、特に停車前や発車後に、モーター音に加えてインバータの音をよく聞く。鉄道会社や車両によって様々なインバータ音があり、その独特な響きには中毒性もあるため、ファンも多い。ところで、VVVFインバータにも、GTOとかIGBTとか種類があるらしい。 ▼関連写真