新がつく駅地図手帖

新子安駅


最終更新: 2021/01/24

▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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新子安しんこやす子安神奈川県
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廃止
1943年- - - - 年

▼この駅を走る路線 

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JR東日本東海道本線(京浜東北線)(京浜東北・根岸線)(JK)普通鉄道

▼備考 

駅番号JK14の、京浜東北線の駅。線路の名前としては「東海道本線」の区間だが、実際には京浜東北線の列車だけが停車する(「京浜東北線」は、運転系統名で、路線記号は「JK」)。ホームからは、駅の北側を湘南新宿ラインや横須賀線東海道線などが通過する様子が見られる。駅の東には、京急新子安駅が隣接する。 京浜東北線は、横浜駅と大宮駅をはるばる結んでいる。途中には、新橋駅西日暮里駅さいたま新都心駅もある。山手線と並ぶ区間では、快速運転をする列車もある。京浜東北線は、横浜以降の根岸線と直通しているので、系統名を「京浜東北・根岸線」とする場合もある(新杉田駅の方まで行く)。 ※JR東日本の運転系統名としての「東海道線」は、線路名としての「東海道本線」とは意味が違う。「東海道線」は東京~熱海駅間の運転系統で、路線記号は「JT」。この列車は経由する地区名から「湘南電車」との愛称で呼ばれる事もあり、国鉄時代にこの系統を初めて電化した時に登場した80系という電車が、その始まりだった。80系が世間に与えたインパクトは大きく、その色は「湘南色」、その顔は「湘南顔」、との通称も生まれた。 現在のこの系統(東海道線、JT)は、特に東京~大船間では快速の役割を担う。そのため、その区間の停車駅は東京新橋品川川崎横浜戸塚大船だけで、とても少ない。同区間(の横浜以東)の各駅停車を担うのが京浜東北線で、例えば大井町や鶴見、当駅、東神奈川、東戸塚などは、快速(東海道線)が通過する各駅停車の駅と見なせる(※横浜以西の各駅停車は横須賀線等)。このように緩急が分離された形は、事実上、中央本線や東北本線、常磐線総武本線のそれと似ている。 ※中央本線は快速が中央快速線、各停が中央総武線。東北本線は、快速が宇都宮線、各停が京浜東北線。 ※このような緩急分離は複々線化をして初めて実現できるが、複々線において、各停(緩)の線路を「電車線」、快速(急)の線路を「列車線」と呼ぶ事もある。

▼関連写真 

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新子安駅舎。駅前にはちょっとした広場があるが、周りには多くの橋や柵があり、狭い。この駅舎も、奥では橋の下にうずまったように建っている。普通は駅構内にあることの多いNewDaysも、敷地が狭いからか、ここのは屋外のこの広場にある。奥の橋は、新子安橋という。更に奥には、駅近タワーマンションが建っているのが見える(オルトヨコハマビュータワーと言うらしい)【撮影日:2018/04/10】

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新子安駅舎の入口をくぐった所。正面奥が改札口。左が、さっきのNewDays。左奥にひっそりと見える階段は、直上に架かる新子安橋へ繋がっている。【撮影日:2018/04/10】

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当駅入口から振り返ると、さっきの広場京急新子安駅が見える。ここから京急新子安駅までそのまま真っ直ぐ歩いて乗り換えできる。付近には道路橋だけでなく、歩道橋も複雑に架かっていて、左端の階段を上って右へ行っても京急新子安駅へ繋がり、左へ行くとJRの線路を跨いで内陸側へも通じる(写真左が内陸側、右が海側)。【撮影日:2018/04/10】

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改札をくぐるとすぐ半地下ほどの深さへもぐる(これは改札内から入口方向を見たもの)。【撮影日:2018/04/10】

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半地下へもぐったのは、(京浜東北線横浜方面の)線路の下をくぐってホームの島へ出るため。改札とホームを結ぶこの半地下空間は、このようにコンクリートがメインの無機質な空間【撮影日:2018/04/10】

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新子安駅ホーム。さっきの地下空間から、写真奥の階段でこのホームへ上ってくる。当駅のホームはこの島式ホームの1つ(2番線分)だけで、他の島はない。ここに、京浜東北線だけが来る。写真右奥が、当駅の駅舎と、その上に架かる新子安橋。【撮影日:2018/04/10】 ※ちょうど2018~2020年辺りから、京浜東北線でもホームドアの設置工事が本格化するようになった。この写真を撮影した2018年時点ではホームドアは未設置状態だが、2020年に設置工事が始まり、2021年1月24日には遂に当駅でもホームドアが稼働開始した。当駅にデビューしたホームドアは「スマートホームドア」と呼ばれ、より低コストで簡単に設置できるように改良されたものらしい。それにより、遅々として進まなかったホームドア設置の加速が期待される。

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新子安駅の駅名標。駅番号のJK14が書かれている。ローマ字・中国語・ハングル表記もあるが、中国語表記が日本語とほぼ同じなのは意外(「新」の左下だけ異なる)。右上の「浜」は、横浜市内駅の意味。【撮影日:2018/04/10】

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新子安駅を発車する、横浜方面の京浜東北線(車両はE233系1000番台)。 付近の線路は三複線(複線が3セット、つまり線路が計6本並ぶ区間)になっていて、そのうち、一番海側(写真左側)の京浜東北線だけにホームがある。真ん中の複線は東海道線(JT)のもの、一番内陸側(写真右側)の複線は横須賀・総武快速線および湘南新宿ラインのもの。写真右奥はいい感じのカーブになっていて、かつ、色んな路線系統が並走しているとあって、タイミングが合えば、このような写真も撮れる。また、東海道線の通過が良く見えるとあって、当駅から185系やサフィール踊り子など、有名な特急車両を撮る人も多いらしい。【撮影日:2018/04/10】

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新子安駅に停車中の京浜東北線のE233系(写真右)を、東海道線のE231系近郊型(写真左)が追い抜かす。【撮影日:2018/04/10】

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新子安駅を通過する、横須賀・総武快速線のE217系たち。ここは東京と横浜の間にある主要な大動脈なため、しょっちゅう通過が見られる。しかも、いちいち10両編成以上が来るため、通過にかかる時間も長い。やっと通過し終わったと思うともう別のがまたやって来たりと、ひっきりなしに列車が往来する。【撮影日:2018/04/10】

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新子安駅ホームからは、京急の通過も見ることができる。京急本線の線路もすぐ近くを並んでおり、これも入れるとなると周辺の線路は四複線、ということになる。上写真は京急の1500形、下写真は新1000形ステンレス車のよう【撮影日:2018/04/10】

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新子安駅の真上に架かる、新子安橋。道路橋になっている。いずれの写真も内陸側から海方向を眺めたもので、橋の下には当駅ホームが見える。当駅付近のJR線はとうの昔に立体交差化が済んでいて、この橋を渡れば、ひっきりなしに長い列車の通るJRの三複線および当駅敷地、更には京急本線までをも一気に跨ぐことができる。この先、更に海側を首都高速神奈川1号横羽線も通っていて、この橋はその高速道路とも繋がってるすごいやつ。【撮影日:2018/04/10】

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この橋の正面彼方には、横浜ベイブリッジが見える。写真右下には、橋の銘板がある【撮影日:2018/04/10】

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新子安橋の周りにまとわりつくように、複雑な形の歩道橋も張り巡らされている。新子安橋の道路の更に上を渡るための歩道橋、写真正面奥の京急新子安駅へのアプローチと同時に、片側にしか歩道がない新子安橋の補助的機能も兼ねた橋、両駅の駅前広場へ降りるための階段やエレベーターなど、色んな機能を併せ持つ。歩道橋の所々に見える白いとんがり屋根の建物は、車椅子などでも歩道橋を渡れるように設置されたエレベーター。【撮影日:2018/04/10】

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歩道橋からは、JRの三複線がよく見える。写真は、東京方面を眺めたもの。列車の本数が多いため、さっそく何かしらがもう走って来ている。左は湘南新宿ラインのE233系3000番台、右端は当駅へ停車しに来た京浜東北線のE233系1000番台と思われる。同じ顔で色違いのE233系が並ぶ。また、分かりにくいが、写真の右奥には京急の電車も写っている。いずれも、いちいち本数が多いため並走バトルが頻繁に起こる。【撮影日:2018/04/10】 ※当駅付近のJR線は立体交差化済みだが、この写真の方角、京急で2駅先の花月総持寺駅横には花月総持寺踏切、1駅先の生麦駅横には生見尾踏切(うみおふみきり)、更に手前には滝坂踏切もあり、今でもJRと京急を渡る踏切が残る。本数の多さ故にどれも開かずの踏切と化していて、1時間中55分以上も鳴り続く。花月総持寺踏切の場合、周辺住民は花月総持寺駅に併設された跨線橋を代わりに使う。生見尾踏切は廃止して跨線橋化する話も出ているが反対住民と揉めている。これらの踏切利用者は、わざわざ迂回してこの新子安橋まで渡りに来る事もある。 ※2020年3月に「花月園前駅」が「花月総持寺駅」に改称され、踏切名も「花月園前踏切」から変更。 ※滝坂踏切の近くは、国鉄五大事故の1つ、鶴見事故の現場でもある。

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新子安橋から、当駅ホームを見下ろす。ホーム屋根をよく見ると、よくあるV字型の屋根の間に、丸屋根が挟まっている。改修の名残だろうか【撮影日:2018/04/10】

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新子安橋の途中からは、車が両駅前の地上へ降りて来られるように、このようなループ橋も分岐している。【撮影日:2018/04/10】

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新子安橋の歩道からは、駅前へ直接降りられる階段がある。案内板も貼られている。【撮影日:2018/04/10】

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この階段を降りると、NewDaysなどのある駅前広場が一望できる。こここそが、さっきの写真で奥にひっそり見えた階段。右側には京急の線路も、右奥には京急新子安駅もよく見える。【撮影日:2018/04/10】

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新子安駅到着直前の前面展望から。ホームの島と、多くの橋が見える。【撮影日:2018/04/10】

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