新難波駅(予定・仮称)
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▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
新難波(予定・仮称) | しんなんば | 難波 | 大阪府 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
2031年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る予定の路線
▼備考
なにわ筋線の駅として開業予定の駅。当駅はしばしば、「南海新難波駅」とも呼ばれる。なにわ筋線は、2031年の開通を目指す新しい路線。
南海電鉄の新今宮駅と、JR関西本線(大和路線)のJR難波駅からそれぞれ線路を北に伸ばし、南海電鉄は当駅を経由してから北上し、西本町駅(仮称)で両路線が合流、そこから更に北上して、中之島駅(京阪中之島線接続)~大阪駅(当初は仮称:北梅田駅)へと繋がり、そこから東海道支線(現・梅田貨物線)へと直通する計画。詳しい図はこちら。
大まかに言うと、南海本線/大和路線と、東海道本線をトンネルで繋げて列車を直通させ、大阪~関西空港間や各都市間のアクセスが大幅に便利になるというもの。この構想は長らくあったが、2017年辺りからようやく、実現に向けて本格的に動き出した。建設主体は、JR東西線を担当した関西高速鉄道が担う予定。関西高速鉄道のサイトには、なにわ筋線の詳しい構造の分かる断面図も載っている。
JR難波駅側は、既に「なにわトンネル」として地下化と延伸の準備がされている。南海本線側は、既に高架で行き止まり構造(頭端式ホーム)の難波駅(「なんば駅」と平仮名で案内される)が存在し、そこから伸ばすのは構造上難しいので、その北西の地下に、当駅を代わりに設ける。当駅はJR線と合流する手前の区間のため、南海電鉄だけが運営する予定。
※阪急も、この計画に合わせて、十三駅(じゅうそうえき)から北梅田駅まで連絡線(なにわ筋連絡線)を造る計画を練っている。更に、なにわ筋連絡線と一緒に新大阪連絡線も作る予定で計画されている。ただ、このなにわ筋連絡線と新大阪連絡線は特殊で、阪急の路線ではあるが、阪急側の標準軌ではなくなにわ筋線側(JR・南海側)の狭軌に合わせて建設し、新造した狭軌対応の阪急車を新大阪~十三~北梅田~(当駅含めたなにわ筋線)~関空方面へと直通させる形で計画が進んでいる。阪急初の狭軌路線のため、話題になっている。
※この構想が初めに出始めた1980年代には、南海電鉄との接続は南海汐見橋線経由にする構想だったという。しかし、後に当駅経由の構想に変更された。汐見橋線は、岸里玉出駅(きしのさとたまでえき)で南海本線から北西へ分岐し、汐見橋駅まで伸びる路線。正式には高野線の一部(汐見橋線というのは通称)で、元々は汐見橋駅も高野線の重要な起点だったが、今は高野線の他の部分と線路が分断され、南海電鉄の中でも影の薄いひっそりとした支線のような存在になっている。これは、起点機能をなんば駅に取って代わられたことによる。岸里玉出駅周辺の線路の形を見てみると、元々汐見橋線と高野線本体は直線的に繋がっていたことが分かる。
※JR難波駅は地下化前、湊町駅という別名だった。また、当駅予定地とほぼ同じ場所の地上にはかつて、大阪市電の(初代)難波新川駅もあった。 ▼関連写真