▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
新府 | しんぷ | 山梨県 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
1972年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る路線
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JR東日本 | ■中央本線(中央東線)(CO) | 普通鉄道 |
▼備考
▼関連写真
新府駅を発車する、普通小淵沢行き。この車両は、国鉄211系という。写真は下りホームからで、ホームは相対式ホーム。そういえば、首都圏のJRは4ドアの車両が多いが、ここのは3ドアだった。 この車両、211系は元々高崎線や東海道線などを走っていたが、そこではE231系近郊型など、より新しい車両に置き換えられたため、2013年からこの中央本線に転属して来た。色も湘南色(オレンジと緑、正確には黄かん色とダークグリーン)から、写真のように長野色(白地に淡い青と青緑、厳密には2代目の長野色で、「新長野色」とも)に変わっている。ただ、高崎地区など、色の変わってない211系が残る場所もある。この車両が中央本線にやって来る前は、老朽化した、長野色やスカ色の115系が走っていた(今は見られない)。211系は元々首都圏を走っていたこともあり、ロングシートとなっている。【撮影日:2016/09/10】 ところで、この写真の右奥に見える山々は、左が「金ヶ岳」(かながたけ)、右が「茅ヶ岳」(かやがたけ)と言う。これらは「にせ八つ」の異名で呼ばれるほど八ヶ岳に形が似ているが、全く別の山。しかも、当駅付近では中央本線の線路が勾配を登るためにカーブしていて方角感覚が狂いやすいため、漠然と「ここから北の方に八ヶ岳がある」と思っていると、その点でも山を見間違えやすい。八ヶ岳はここから北北西の場所にある一方、茅ヶ岳はここから北東にある。日本百名山を選定した深田久弥(ふかだきゅうや)氏は、茅ヶ岳の登山中に最期の時を迎えたという。また、八ヶ岳は複数の山の総称で、赤岳がその最高峰となっている。
当駅を通過する、特急あずさ(E257系0番台)。ここは田舎の小さい駅なので、特急のたぐいは全然停まらない。【撮影日:2016/09/10】 ※E257系には他に、房総特急用に255系と同じ色(青・白・黄色)に塗られたE257系500番台というのもあるが、貫通扉が付いていて顔が違うなど、別の車両に見える。 ※写真の0番台は、E353系の登場によって世代交代したため、2019年3月に引退してしまっている。引退後は改造・イメチェンされて番台も「2000番台」として改番され、東海道線の特急「踊り子」など別の路線へと転属したりしている。500番台にも、「2500番台」として同じように改造・改番されたものが多い。2021年の今となっては、E257系のファミリーは2001年の登場時に比べてかなり散り散りになってしまい、時代に翻弄されている印象。
当駅を通過する、ホリデー快速ビューやまなし(215系)。これは回送だったが、この回送運転の正体が分かる動画があった。どうやら、ホリデー快速ビューやまなしの合間の回送のよう。【撮影日:2016/09/10】 ※215系は、全部2階建て(ダブルデッカー)の車両。元々、グリーン車に使われる2階建て車両(サロ○○形と付番されていることが多い)の設計図を活かして設計されたものだという。全部2階建てにすることで座席数が増え、その強みから1992年の登場時は湘南新宿ラインなど色んな列車として使われ引っ張りだこだったが、座席数のわりにドアが少なく乗降に時間がかかるなど諸々の理由で、その後撤退が相次ぎ、今は平日の小田原方面の有料通勤ライナー(湘南ライナー、ホームライナー小田原、おはようライナー新宿)のごく一部、それ以外は観光時期のホリデー快速ビューやまなしとしてしか使われていない。そのことから、車両界のニートとしてニートレインと呼ぶ人が多いらしい。貫通扉の右上に描かれた3つの三角形は、「ダブルデッカーライナー」を略した「DDL」のアルファベットを図案化したマーク。 追記: 2021年3月13日に湘南ライナーが廃止されてしまい、215系の定期運用が終わってしまった。臨時列車として使われる可能性は残っているが、観光臨時列車の方も例のアレの流行のせいで実質終了し、ほぼ引退状態となっている。愛すべき名(迷)車両なので、まだ引退しないで欲しいが…(´・ω・`)
ホームから、新府駅の出入り口。改札口が無い。無人駅で、切符も扱えない。特筆すべきは、ここには簡易Suica改札機すら無い事。これではここから乗車した記録が取れず運賃計算できないので、写真左端にあるオレンジ色の「乗車駅証明書発行機」から証明書を発券するという特異なシステムになっている。また、その隣のポストみたいなのは、乗車券回収箱。このような改札機の無い無人駅では、乗る時だけでなく降りる時の記録も取れないので、降りる人はここに切符を入れてから駅を出る。車内で車掌が検札や回収を行う事も多いが、それを必ず受けられるとは限らないので、その為にもこれがある。【撮影日:2016/09/10】 追記:写真撮影時にはまだ無かったが、当駅には2017年4月に遂に簡易Suica改札機が設置された為、SuicaなどのICカード利用者なら、もう乗車駅証明書や回収箱に頼らずに済むようになった。
新府駅入口。上写真が上り線、下写真が下り線の入口。相対式ホームだが、ホーム上に跨線橋などはなく、入口が分かれている。改札が無いので、間違えて違う方のホームに入っても出られる。【撮影日:2016/09/10】