新川西駅(廃駅)
最終更新: 2023/08/07
▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
新川西(廃駅) | しんかわにし | | 静岡県 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
1916年 | - - - - 年 |
▼この駅を走っていた路線
▼備考
日本一長い軽便鉄道だったという、駿遠線の中にあった貨物専用駅。当駅には旅客用のホームが無く、すぐ脇を南北に流れる小さい川の船から海産物を貨車に積むのに使われたという。昔の鉄道は水運と連携していたパターンも多く、当駅もその1つだったのだろう。この川の名前は「大須賀新川」であり、当駅名はそれに由来すると思われる。大須賀新川は、ここからすぐ南で弁財天川へと合流する支流。
但し、当駅の正確な位置は記録に乏しく、不明。駅名からして当駅は大須賀新川の西側にあった可能性があるが、資料に残っている営業キロに基づいて両隣の駅(西隣:石津駅、東隣:七軒町駅)からの距離を測ってみると、どうしても当駅の位置は川の東側になってしまうため、真相は不明(石津駅・当駅・七軒町駅の営業キロはそれぞれ、Wikipediaによると60.7、60.0、59.5km。廃線鉄道寮(敬称略)によると61.6、60.9、60.4km。いずれのデータも石津駅~当駅間が約700m、当駅~七軒町駅間が約500mだった事を示しており、両隣の駅の跡地から測るとどうしても川の東側になる)。駿遠線営業当時の1960年代の航空写真にも当駅の設備らしきものは写っておらず、確認できない。そもそも当駅は廃止年すら記録が残っておらず不明なため、駿遠線自体よりも先に無くなった可能性もある。
※駿遠線は、新袋井駅を出発し、途中の新三俣駅や御前崎の浜岡町駅・堀野新田駅・新相良駅などを通って、新藤枝駅の方まではるばる伸びていた。
※「川西駅」という駅はあるが、当駅名の由来は上記を考えると恐らく「新+川西」ではなく「新川+西」と思われるため、川西駅は新抜き駅扱いしていない。
※石津駅の更に西隣には新三輪駅、七軒町駅の更に東隣には新横須賀駅もあった。 ▼関連写真