新一宮駅(旧称)
最終更新: 2026/05/31
▼この駅について
| 駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
| 新一宮(旧称) | しんいちのみや | 一ノ宮(旧称) | 愛知県 |
| 開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
| 1900年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る路線
▼かつてこの駅を走っていた路線
| 運営主体*虫眼鏡クリックで、 その運営主体を検索 | 路線*路線名クリックで、 その路線を検索 | 種別*種別名クリックで、 その種別を検索 |
| 名古屋鉄道 | 起線(蘇東線)× | 路面電車 |
▼備考
駅番号NH50。名鉄名古屋本線と尾西線(びさいせん)の駅。
元々は私鉄の尾西鉄道の「一ノ宮駅」として1900年に開業したが、既に東海道本線の「一ノ宮駅」が隣接していたため、同年中に「新一宮駅」に改称(「新」を付け、「ノ」を外した)。1916年には、隣接する一ノ宮駅も改称され、「尾張一ノ宮駅」になる。これは、全国に4ヶ所あった同名の「一ノ宮駅」を区別するために旧国名を付けたものだという(他3つは、上総一ノ宮駅、三河一宮駅、長門一ノ宮駅)。
そもそも同名の一ノ宮駅が複数あった理由として、元々「一宮」(一の宮/一ノ宮/一之宮、いちのみや)という言葉・概念があった事による。「宮」は神社を指し、「一宮」は「その国や地域で一番格の高い神社」という意味の言葉。これが全国各地で地名化・駅名化し、同じ「一宮」を名乗る地名や駅が複数生まれた。同様に、2番目に格の高い二宮(にのみや)、3番目の三宮(さんのみや)、4番目の四宮(しのみや)が地名となった事例も全国各地に見られる。ちなみに、当駅周辺において一宮(原義)にあたる神社、つまり尾張国における一宮(尾張國一之宮)は、ここから北東の方にある真清田神社(ますみだじんじゃ)とされる。また、ここから南南西の大神神社(おおみわじんじゃ)も同様に尾張国一宮を名乗っている。
戦後になると「尾張一ノ宮駅」から「ノ」が抜かれ、今は「尾張一宮駅」となっている(読みは一緒)。そのため、若干表記が違うが、新抜き駅は隣接する尾張一宮駅の旧称としている。尾張一宮駅はその立ち位置から、単に「JR一宮駅」と呼ばれる事もある。
一方、当駅は長らく「新一宮駅」として続いたが、2005年に「名鉄一宮駅」に改称。地元では、隣接する尾張一宮駅と当駅を併せて、「一宮総合駅」と呼ぶ事もある。両駅併せて、愛知県一宮市の鉄道における玄関口として機能する。
昔は、路面電車の起線も当駅から出ていた。
尾西線は、玉ノ井駅~当駅~津島駅~弥富駅間を南北に結ぶ路線。しかし、実際には当駅を境に運転系統が分断され、玉ノ井駅~当駅間は「玉ノ井線」とも呼ばれる。また、津島以南は津島線との結び付きの方が強く、全列車が津島線に直通。尾西線は事実上、当駅以北が玉ノ井線、当駅〜津島間が純粋な尾西線、津島〜弥富間は津島線の続き、と言った方が実態に合っている(まるで高麗川以南の八高線のような状態)。
※2005年に、当駅含めた名鉄の3つの主要な「新○○駅」が、一斉に「名鉄○○駅」へと改称されている(他2つは「新名古屋駅→名鉄名古屋駅」と「新岐阜駅→名鉄岐阜駅」)。これは、その年の中部国際空港開業や愛知万博(愛・地球博)開催を受けて、国内外の新規利用者にも分かりやすい駅名にするためだったという。具体的には、新抜き駅へと乗換可能な駅なのに乗換駅ではないと誤解されるのを防ぐ目的があった。そのため、主に他社線の新抜き駅とほぼ同じ場所にあるのに「新」を付けていた駅が改称の対象になったが、新鵜沼駅や新可児駅など、改称を免れたものもある。他社線の駅が近くにある時は「新」を冠するという名鉄伝統のスタイルが元々あり、これは地元には馴染んでいたが、かなり独特なスタイルのため、外部の人には分かりにくいのではとの指摘が出て、空港や万博による外部からの流入客が多そうな主要駅を中心に改称したと思われる。
※新抜き駅が存在する上で「新」が付いた例としては、1898年の新木津駅に次いで当駅が全国2番目の例と思われる。もしも現駅名への改称を免れていれば、堂々と「日本で2番目に古い新○○駅」を名乗れたことになる。非常に惜しい。 ▼関連写真