新鵜沼駅
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▼この駅について
駅名 | 読み | 新抜き駅 | 立地*立地名クリックで、 その立地を検索 |
新鵜沼 | しんうぬま | 鵜沼 | 岐阜県 |
開業*開業年クリックで、 同年開業の駅を検索 | 廃止 |
1926年 | - - - - 年 |
▼この駅を走る路線
▼かつてこの駅を走っていた路線
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| 名古屋鉄道 | 鵜沼連絡線× | 普通鉄道 |
▼備考
駅番号IY17。JRの鵜沼駅(新抜き駅)と連絡通路で結ばれている。名鉄犬山線の終点駅でかつ、名鉄各務原線の起点駅。
各務原線は、ここから西の名鉄岐阜駅まで伸びる。線内には、新加納駅や新那加駅もある。各務原線から犬山線へ直通する列車もある。
犬山線は、ここから南の枇杷島分岐点(名古屋本線からの分岐点だが、今そこに駅は無い)まで伸びる。犬山線の列車はそのまま名古屋本線へ直通するものが多く、更に先の常滑線・河和線・中部国際空港まで直通するものもある。当駅からは、名鉄の空港特急ミュースカイも出ている。また、犬山線の途中の上小田井駅(かみおたいえき)では名古屋市営地下鉄鶴舞線と線路が繋がっており、上小田井~犬山間では鶴舞線と相互直通運転もしている(当駅までは来ない)。鶴舞線は反対側でも別の名鉄線(豊田線)と繋がっており、はるばる犬山~豊田市駅間が直通で結ばれている。
犬山線は建設当初、犬山駅止まりだった。そして、後に犬山~当駅~関間が「関線」として計画された。しかし、当駅~関間は開通を果たせず未成線となり、犬山~当駅間は犬山線に編入された。また、今の犬山駅からは東へ広見線が分岐しているが、1946年以前は犬山口駅の方から分岐していた。
昔は当駅のすぐ東にも線路があり、当駅周辺にはデルタ線が形成されていた。1970年代の航空写真を見るとそれがよく分かる。これは鵜沼連絡線などと呼ばれた。犬山線を通って南からやって来た名鉄の特急「北アルプス」が、当駅手前で東に曲がり、JR高山本線へと合流する連絡線だった(当駅は通過)。つまり、昔は名鉄とJRの線路がここで繋がっていた。特急「北アルプス」は、名古屋から高山本線経由で高山駅まで行き、一時期ははるばる富山まで抜けて富山地鉄の立山駅まで走ったという。高山本線内はJRの特急車両とも連結され、JRと私鉄の車両が連結される稀有な特急としても人気だった。この富山への直通は戦前から行われていて、押切町駅の古い写真に写る看板にも、でかでかと「富山ゆき直通列車のりば」とある。しかし、時代が進むと高速道路の開通などを受けて名古屋~富山方面の鉄道需要が減ってゆき、2001年に「北アルプス」は廃止、同時に当駅横の鵜沼連絡線も使われなくなった。その後暫く線路は残っていたが、2011年に剥がされ、跡地は今道路になっている。「北アルプス」の車両(キハ8500系)も人気だったが、会津鉄道へ譲渡。その後、会津鉄道でも使命を終えている。
ちなみに、当駅すぐ南、犬山とを隔てる木曽川には犬山橋が架かるが、昔は橋が1本しか無く、犬山線と自動車道が手狭なその橋を共有していた(鉄道道路併用橋)。2000年に道路橋が別個に架けられ、元の橋は名鉄専用になったが、路面電車のように自動車に交じって名鉄の大型車が窮屈そうに橋を渡る様は、今も語り伝えられる。鉄道道路併用橋は、1つの橋に鉄道の線路と道路が両方とも通っているもの全般を指すが、かつての犬山橋や二子橋のように同じスペースを路面電車のスタイル(併用軌道)で共有するものもあれば、瀬戸大橋のようにそれぞれのスペースが分離されたものもある。
※犬山には犬山城という城があり、その天守は現存12天守の1つ(木曽川を挟んですぐ南西の方)。また、2008年までは南隣の犬山遊園駅から日本モンキーパークまでモノレールが出ていた(名鉄運営の、通称「犬山モノレール」)。
※ミュースカイの中には、空港・名古屋方面から「新鵜沼・新可児行き」として連結して運行され、犬山駅で各方面へ切り離されるものがあったが、元々客の少なめだった新可児方面のミュースカイは、某ウイルスの影響も考えて、2021年5月22日に廃止されてしまった(但し、逆方向の新可児発のミュースカイは辛うじて残る)。 ▼関連写真