新がつく駅地図手帖

西新井駅


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▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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西新井にしあらい東京都
開業*開業年クリックで、
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廃止
1899年- - - - 年

▼この駅を走る路線 

運営会社*虫眼鏡クリックで、
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路線*路線名クリックで、
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種別*種別名クリックで、
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東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン)(TS)普通鉄道
東武鉄道大師線(TS)普通鉄道
東急電鉄[直通]田園都市線(DT)普通鉄道
東武鉄道[直通]日光線(TN)普通鉄道
東京地下鉄(東京メトロ)[直通]半蔵門線(Z)地下鉄
東京地下鉄(東京メトロ)[直通]日比谷線(H)地下鉄

▼備考 

駅番号TS13の、東武伊勢崎線と大師線の駅。当駅から東武大師線が分岐している。西新井大師へ行く時に便利な路線。大師線は元々、当駅(西新井駅)から西に約10km離れた上橋駅までを結ぶ、「西板線」という長い路線計画のもと建設されたが、関東大震災や荒川渡りなどの難があり、大師前駅までができたところで建設が中断されたという(大部分が未成線となった)。付近には、西新井大師西駅もある。 ちなみに、当駅周辺には廃線跡が沢山ある。ちょうど当駅から南東方向に向かって綺麗にまっすぐな道路が伸びているが、これは東武伊勢崎線の旧線跡。当初は荒川放水路が無かったが、後からそれが掘られて線路が水没する羽目になった為、水没しない現在のルートに線路を付け替えたという(Rail & Bikesおやじのつぶやきが詳しい。いずれも敬称略)。 また、旧線跡と現在線に挟まれた三角形の区画(今はリライズガーデンというマンションが建っている)には昔、東武鉄道西新井工場(2004年廃止)があった。 そして、当駅すぐ南にも滑らかなカーブを描いた廃線跡があるが、これは当駅南西方向に広がっていた日清紡の巨大な工場への引込線跡。今はその工場跡も再開発され、マンション群や公園・アリオ西新井などになっている。これらの跡地や再開発については足立区の公式サイトにも載っている。 ※京急線にも「大師線」があるが、全くの別路線(京急大師線については小島新田駅のページ参照)。また、伊勢崎線には「東武スカイツリーライン」の愛称がある。愛称区間では、東京メトロ日比谷線・半蔵門線(その先の田園都市線も)と相互直通運転がされる。

▼関連写真 

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西新井駅西口から、駅舎。丁度かたわれ時(察し)で暗く、写真がぶれてしまった【撮影日:2016/09/03】

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西新井大師西駅からはるばる1.2km歩いて、西新井大師(上写真)と、東武大師線の大師前駅(下写真)に着いたところ。暑い。お寺的にはオフシーズンで、境内は閑散としていた。大師前駅の方は、利用客でそこそこ賑わっていた。ところで、この寺の正式名称は「五智山 遍照院 總持寺」(ごちさん へんじょういん そうじじ)と言い、「西新井大師」というのはその通称だという。通称の由来は、空海(弘法大師)がこの寺を訪れた当時、疫病に苦しんでいた地元の村人を救おうと彼が祈りを捧げた所、その本堂の西側にあった枯れ戸から再び清らかな水が湧き出し、疫病も去ったことからだという。これが「西新井」という地名の由来にもなり、当駅名にも採用された。由来が由来だけに、周辺には「新井」や「東新井」といった地名は無いとのこと【撮影日:2016/09/03】

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大師前駅で驚いたのは、改札口が無いこと。自動改札になる前の古い改札の名残が残るのみで、今の大師前駅には改札が無い(写真)。Suicaを使わずに車内に乗れてしまったが、大丈夫なのかと焦った。【撮影日:2016/09/03】

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大師線の大師前駅ホーム。だだっ広い。1面2線の島式ホームにできる構造だが、北側の線路スペース(写真だと電車がいない方)に蓋をして、ホームが広がっている。推測だが、元々は西板線の途中駅として作られ、延伸を見越した名残かもしれない。でも実際には大師線は1駅区間しか無く、2番線は必要なくなった。また、1960年代の航空写真によると、大師前駅は現・環七通りよりも南の場所にある。1970年代になって環七通りが出来ると、大師線は環七通りよりも北側へ短縮され、大師前駅も現在地へ移転されているようだ。この時点で既に延伸は絶望的だが、2番線スペースがあるということは、東武としては延伸を諦めきれてなかったということか(真相は不明)。 大師線では、ワンマン運転で8000系が使われる。※ここまで来るのに、改札をくぐらない。このホームまでは無料で入れる。変な感じ。【撮影日:2016/09/03】

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大師線の、西新井駅のホーム。西新井駅舎に入ってからわかったが、案の定、大師線の改札は西新井駅にあった。大師線には途中駅が無いため、一律料金で、1つの改札で済む。調べると、大師前駅を無人化・無改札化することで効率化しているらしい。和田岬線とかも同じ形態だという。Rail & Bikesによると、いわば、大師前駅の改札が西新井駅構内に出張した形だという(敬称略)。また、大師線は独立した運行で、東武スカイツリーラインに乗り入れたりしない(ピストン輸送)。【撮影日:2016/09/03】

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西新井駅の、東武スカイツリーラインのホーム(浅草・押上方面)。奥に停まってるのは、相互直通運転でやって来た、東京メトロ半蔵門線の車両。【撮影日:2016/09/03】

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西新井駅の、東武スカイツリーラインのホーム(春日部・伊勢崎方面)。【撮影日:2016/09/03】

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この日の東武スカイツリーラインは他社の乗入れ車両ばかりで東武の車両をなかなか見れなかったが、1つ見れた。写真が下手すぎてぶれているが、この車両は東武50050系(正式には50050型)という、新しい車両。撮影は錦糸町駅。東武鉄道の車両なのに、半蔵門線内の押上止まりの電車だった。こうして車両の運用がアウェイな自社線外のみで完結してしまう事は相互直通運転ではよくある事で、「アルバイト運用」と呼ぶらしい。【撮影日:2016/09/03】 ※50050系は50000系シリーズの1つで、伊勢崎線が半蔵門線方面へ直通する時のための専用の車両だという。このシリーズには他に50070系や50090系という亜種もいるが、50070系は東上線側の地下鉄(有楽町線・副都心線)への直通用、50090系はTJライナー(東上線の座席指定列車)用の車両で、それぞれ役割と活躍場所が違う。50000系シリーズはオレンジ系のかぼちゃっぽい色の顔をしているため、「かぼちゃ」と呼ばれる事もある。それぞれのかぼちゃは、活躍場所や役割の他に車体長や各種設備など細かい所も違うが、全体的にはかなりそっくりなので見分けは付きにくい。※ところで、伊勢崎線側にも70090系が担当するTHライナーという座席指定列車がある。 ※50050系が登場する前は30000系が半蔵門線直通を担当していたが、半蔵門線の向こう側の田園都市線内での混雑との相性が原因で、30000系の多くが早々にこの直通から撤退してしまった。2021年には、全てが完全に東上線へ転属してしまった。主に30000系の途中にあった連結部分と中間運転台がデッドスペースとなり、乗れる客の数が減ってしまった事で、ただでさえ激しい田園都市線の混雑に拍車をかけていた事が原因と言われる。しかし、30000系には東武らしい個性や東武なりの工夫も多くみられる名車で、ファンも多いため、転属には悲しむ声も多く聞かれた。

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