新がつく駅地図手帖

羽田空港新駅(予定・仮称)


最終更新: 2021/02/15

▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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羽田空港新(予定・仮称)はねだくうこうしん羽田空港(旧称)東京都
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廃止
2029年- - - - 年

▼この駅を走る予定の路線 

運営会社*虫眼鏡クリックで、
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種別*種別名クリックで、
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JR東日本アクセス新線(羽田空港アクセス線)(仮称)普通鉄道
JR東日本[直通]上野東京ライン普通鉄道

▼備考 

羽田空港アクセス線の終着駅として、現在の京急空港線の「羽田空港第1・第2ターミナル駅」とほぼ同じ場所の地下に建設される予定の駅。ホームは1面2線の予定。開業時には別の駅名になる可能性が高いが、今の所「羽田空港新駅」の仮称で呼ばれる事が多いため、この駅を載せた。※新抜き駅は、東京モノレールの「羽田空港第1ターミナル駅」の旧称。 羽田空港アクセス線は、JR東日本が2029年度の開業を目指す、羽田空港への鉄道路線。 現在の羽田空港アクセスは京急空港線と東京モノレールが主だが、京急空港線はJR駅から空港へ向かいたい時に京急への乗り換えが必須な事、一度京急蒲田を経由する分遠回りな事などがネック。また、東京モノレールは浜松町駅という中途半端な場所が起点の為、同じく乗り換えが必須。これらが災いし、例えば羽田空港から東京駅へのアクセスはどんなに早くても30分近くかかり、他の駅からは更にかかる状態で、東京は世界の都市の中でも、空港から中心部までの所要時間が長い(遅い)都市と言われてきた。羽田空港と東京駅は距離的にはそこまで離れていないものの、いずれも各路線の事情で時間がかかる為、東京駅方面からほぼ無駄無くダイレクトにアクセスできる路線の必要性は、長年指摘されてきた。 この不便さを解消する為、JR東日本は、羽田空港からたった18分ほどで東京駅へ辿り着ける新線の建設構想を打ち立てた。1から新しい線路を建設するのは大変だが、貨物線など既存の線路を上手く活かして転用すれば効率的に建設できる事が判明した為、この構想は一気に具体化した。構想されたルートは主に、大汐線を活かした東山手ルート京葉貨物線やりんかい線のトンネルを活かした臨海部ルート西山手ルートの3つがある。東山手ルートは東京駅方面、臨海部ルートは国際展示場(臨海地下鉄)新木場・千葉県方面、西山手ルートは大崎・新宿方面へのルート。3ルート全てが実現すれば、東京・新木場・大崎それぞれから空港へ行けるようになる。これら既存の線路を活かしたルートは東タ付近で終わってしまう為、東タ~当駅間は「アクセス新線」としてトンネルを新たに掘る。現在も東タ以南に川崎貨物駅方面の東海道貨物線が存在するが、それは南西へ逸れていて空港から離れる上、現役バリバリの貨物線の為、転用はしない。 2021年になると、3つの中でも特に大きな需要が見込まれる東山手ルートのみがまず具体化し、2029年度の開業が発表された。現在田町・浜松町付近で止まっている休止中の大汐線と、東京駅方面の上野東京ラインの線路を繋げ、相互直通運転をする。上野東京ラインは東京駅以北の宇都宮線高崎線常磐快速線方面からの直通の為、これらの方面が一気に羽田空港へ乗り換え無しで結ばれる事になる。ただ、田町付近の線路合流地点では、既存の東海道線(JT)などの運行に支障をきたさない為に立体交差とし、線路用地の問題もある為、単線のトンネルを掘る予定。この合流部を除けば、残りは複線となる。 ※この新線は、競合する京急空港線と東京モノレールにとっては脅威となる。しかし、その終着の当駅は、第3ターミナル(国際線)からは離れている。その為、当駅から京急や東京モノレールへ乗り換えて、羽田空港第3ターミナル駅へ向かう需要は考えられる(但し、この新線を第3ターミナルへ延伸する構想もやはりある)。また、当然競合路線も何も考えていない訳ではなく、それぞれが強みを活かしたPRを打ち出すと思われる。例えば、東京モノレールは眺望が良い上に、沿線の通勤通学にも役立っている為、都心アクセスに特化した羽田空港アクセス線とは棲み分けができる可能性がある。京急空港線についても同様。そもそもなぜ初めから空港へダイレクトに伸びる路線が無かったのかというと、羽田空港の沖合移転や、周辺の埋立が過渡期だった事などが関わってくる。元々は東京モノレールこそが空港へとダイレクトに伸びる最も近道の路線だったが、空港の沖合移転のせいで近道ではなくなってしまった。 ※新木場・千葉県方面への臨海部ルートはまだ検討段階だが、りんかい線・JR東日本間の運賃問題が解決した時に具体化されると思われる。臨海部ルートに使う線路はかつて京葉貨物線として建設され、今はその一部がりんかい線の八潮車両基地への回送線として使われている。この回送線は終盤で大汐線と並走する為、合流工事自体は簡単。 ※大崎方面への西山手ルートも、まだ検討段階。大崎とはりんかい線経由で既に線路が繋がってはいるが、空港へは品川埠頭分岐部信号場でのスイッチバックが必要な為、それを避ける為の分岐トンネル(東品川短絡線)を新設する。東品川短絡線は東タ~八潮団地付近~品川シーサイド駅南側付近に掘られる。 ※当駅の開業は2029年度としか発表されておらず、2030年の1~3月にずれ込む可能性もあるが、データ上は一応2029年としている。

▼関連写真 

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