新がつく駅地図手帖

新山口駅


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▼この駅について 

駅名読み新抜き駅
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新山口しんやまぐち山口山口県
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廃止
1900年- - - - 年

▼この駅を走る路線 

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JR西日本山陽新幹線高速鉄道
JR西日本宇部線普通鉄道
JR西日本山口線普通鉄道
JR西日本山陽本線普通鉄道
JR九州[直通]九州新幹線高速鉄道
JR東海[直通]東海道新幹線高速鉄道

▼かつてこの駅を走っていた路線 

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大日本軌道山口支社大日本軌道山口支社線(山口線)×軽便鉄道

▼備考 

2003年までは、当駅開業以来の「小郡駅」(おごおりえき)という名前だったが、所在地だった小郡町が2005年の市町村合併(平成の大合併)で山口市の一部となるのを見据え、現在のこの駅名へと改称された。当駅は当然ながら元々は在来線のみの駅だったが、1975年に山陽新幹線のホームが開業した事で、新幹線駅となった。しかし、新幹線駅となった後も長らく「小郡駅」の駅名のままだった。 改称案自体は、合併の話が出る遥か前の1997年にも一度山口市側から出されていたが、その時は小郡町側が山口市の一部と見なされる事を嫌い、小郡町の反発によって却下されている。しかし2003年になると、最速達の「のぞみ」の一部を当駅へ停車させてほしいとの地元の要望が受け入れられる事になり、それを機にJR西日本側が当駅名の改称を提案してきた。しかもちょうどその頃、小郡町も平成の大合併の風潮を受けて山口市との合併を検討していた頃だったため、一度目の時とは違って小郡町もこの改称を容認し、遂に同年中に当駅名の改称が行われた。2021年現在、新幹線駅となった後に改称された唯一の駅としても知られる。 ※但し、上越新幹線の上毛高原駅でも、地元からの「みなかみ駅」などへの改称要望が長年あり、もしそれが実現すれば当駅は唯一ではなくなる。 ただ、小郡駅時代から住んでいる地元民の間では、この「新山口」という駅名はあまり馴染んでいないらしく、今でも当駅を「小郡」と呼ぶ人もいる(というのも、当サイトの親戚も付近に住んでおり、その人もまるで「新山口」の名を避けるように、当駅の事を敢えて「小郡」と呼んでいた)。 当駅では、2011年頃から現在にかけて新山口駅ターミナルパーク整備という工事が行われている。この工事で、新しい橋上駅舎や駅前広場・南北自由通路などが整備されつつある。 また、駅だけでなく周辺の街の再整備も行われているが、その一環で、当駅含む周辺の住所が2021年2月に変更された。これは住居表示という新しい方式の住所が導入された事によるもので、かつて当駅は「山口市小郡下郷」(おごおりしもごう)という地名にあったが、以降は「山口市小郡令和」(おごおりれいわ)という新元号を使ったものになった。周辺では昔から、元号が変わるたびにこれからの元号と共に街が発展する事を願って元号を使った地名や通りを命名してきた歴史があるといい、他にも「小郡明治」、「小郡大正町」(〃たいしょうまち)、「小郡平成町」(〃へいせいまち)という地名もある。 当駅からは、新幹線や山陽本線の他に、山口線や宇部線も出ている。山口線は当駅~山口~津和野~益田駅間を結ぶ路線で、益田駅で山陰本線に接続する。津和野以北は島根県で、県境を跨ぐ。山口線では「SLやまぐち号」という臨時快速の観光SLが有名で、これは当駅~津和野駅間で運行されている。当駅はその始発駅。かつて、山陽本線・山口線含め、国鉄によって1960~1970年代にかけて全国でSLの廃止が進められていたが、それを受け、SLを動態保存しようとの取り組みが起こり、1979年にSLやまぐち号が誕生した。SLの動態保存を日本で初めて行ったのは大井川鉄道だが、SLやまぐち号は国鉄におけるSL動態保存の第1号だった。 また、山陽新幹線では、西に2つ隣に新下関駅、東に2つ隣に新岩国駅もある。 ちなみに、1909~1913年の間、ここから山口駅(今の山口駅とは別駅)まで大日本軌道山口支社線という路線が出ていた(途中には、新町停留所もあった)。しかし、これは後に開通した山口線に取って代わられ、廃止されている。

▼関連写真 

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当駅山口線ホームから、駅名標。向こうには、山陽本線の末期色、岩国行き。さすがは國鐵廣島(國鐵廣島については、こちら参照)。【撮影日:2015/08/22】

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末期色のオンパレード。当駅山陽本線ホームより(撮影日は上写真と同じ)。この車両は国鉄115系(手前と奥)と国鉄113系(真ん中)と言うらしいが、これらは1960年代からあるとても古い車両で、JR西日本が延命しながら使い続けている。115系と113系は、同じような設計をベースに作られたため、見た目がとても似ている(他に、111系というのもあったらしい)。タイフォンという、警笛を鳴らす装置の形が違ったりする(ライトの隣にある)。

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当駅の、山陽本線の時刻表(2015/08/22時点のもの)。関東より本数が少ないが、少なすぎでもない感じ

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宇部線の車両も見えた。調べると、国鉄105系と言うらしい(これも末期色)。宇部線はここが起点駅なので、あの車両はあの後宇部新川駅の方に行ったんだと思う

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当駅2番線、山口線ホーム。この後山口線の9:12発山口行きに乗って、山口駅を目指した。写真左の、柿色の車両。石州瓦みたいな色ですた(`・ω・´)※山陽本線の115系とかに似てるが、山口線は全線非電化なので、ここの車両はエンジンで動く「気動車」(国鉄キハ40系)。一方、山陽本線のは「電車」。

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ちなみに、その山口駅(新抜き駅)の写真も。この後更に乗り換えて、津和野・益田まで行って、山陰本線・美祢線・山陽本線で山口県をぐるっと回った。でも、新山口駅に戻って来た時、念願のSLやまぐち号が停まってるのが見えたのに、写真に撮り損ねた。悔しい

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新山口駅のホーム部分の遠景。【撮影日:2015/08/22】

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